基本分野選択:HOME健康・医療館 現在:PC版スマホ版へ移動 今日の運勢館おすすめカラオケ愛唱館
sentofu体の病気心の病気医療技術医薬品健康増進栄養成分健康食品全身美容保険介護健康用語nullサイト情報


 
体の病気体の病気全般心臓・血管脳・神経呼吸器消化器内分泌・代謝腎臓・泌尿器骨・関節・筋肉血液・造血器皮膚目
耳鼻歯・口腔アレルギー膠原病感染症中毒がん女性の病気男性の病気子供の病気生活習慣病  
体の病気
 

信号様式GIFアニメ アマゾン 信号様式GIFアニメ

 

〔動注療法〕

 がんを治療する抗がん薬は、がんを縮小させたり死滅させるなどの治療効果を発揮しますが、がん以外の正常細胞に対しても障害を与える危険が伴います。

 そこで、がんの存在する臓器に血液を供給している動脈に直接的に抗がん薬を注入すれば効果的にがんを攻撃することができるようになります。


 このようながんの治療法が開発され「動注療法」あるいは「動注化学療法」と呼ばれています。

 動注療法では、脚の付け根にある動脈からがんのある臓器まで細い管を通して、その管を利用して、少量の抗がん剤をがん臓器の栄養血管の直前に注入します。栄養血管とは、その臓器に酸素や栄養を供給している血管のことで、がんもそこから酸素と栄養を奪取して増殖しています。

 動注療法では、注入した抗がん剤が、通常の抗がん剤使用時に比べて数倍~数十倍の濃度で直接的にがん細胞に到達するため、非常に高い治療効果が期待できます。


 この方法では、抗がん剤の通常の経口服用や注射での全身投与に比べて、抗がん剤の使用量は非常に少なくて済むため、副作用も少ないものとなります。

 一般に動注療法がうまく利用できるがんは、太い血管を有する臓器のがんです。次の二つのがんが最適です。

 ・肝臓がん  ・腎臓がん

 その他でも、次のような頭頸部がんなどの治療にも用いられています。

 ・骨腫瘍   ・前立腺がん   ・卵巣がん
 ・膀胱がん  ・進行性乳がん  ・上顎洞がん