〔甘味料類〕 |
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甘味料は、食品に甘味をつけるために用いられる調味料です。 人間に限らず、ハチやアリなど多くの動物は、甘味が好きであり、甘味に敏感に反応します。 この甘味を得るために古来より様々な努力がなされてきました。 甘味料を製法により分類すると「天然甘味料」と「人工甘味料」とがあります。 |
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天然甘味料は、天然の植物中などに微量に含まれている甘味成分であり、これを濃縮・精製して甘味料としたものです。人工甘味料は、天然には存在しない物質で、化学的操作によって砂糖よりはるかに甘く感じる物質を人工的に合成したものです。 砂糖が甘味を得るための基本的物質ではあるのですが、砂糖の過剰摂取は糖尿病や肥満、虫歯の原因になるとされるなどで、最近では一種の悪者的扱いもされるようになり、砂糖の代替品として人工甘味料が使われる場面も増えてきました。 人工甘味料の一部のものは、極めて低カロリーですが、甘味度は砂糖と同等~数百倍~数千倍もあります。最近では、お菓子などの甘味添加物として頻繁に使用されます。 ダイエット目的に使用されることもあるのですが、人工甘味料の種類によっては発がん性などの危険性も指摘されていて、必ずしも安全であるとはいえないのが現状です。例えば、チクロは以前には広く使用されてきましたが、現在は発がん性のために日本では使用禁止となっています。 |