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心の病気

統合失調症・他の精神病性障害の分類

 アメリカ精神医学会発行の「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM−W)」における分類方法の中の、統合失調症および他の精神病性障害に関する詳細分類と診断基準を示しています。


 統合失調症・精神分裂病は、妄想や幻覚などの多彩な症状を示す精神疾患で、妄想型、緊張型、破瓜型、解体型などがあり、妄想性障害には、色情型、誇大型、嫉妬型、被害型、身体型などがあります。

DSM−Wによる「統合失調症および他の精神病性障害」の詳細分類
統合失調症  次の長期的経過分類は統合失調症のすべての病型に適用される:

  ・挿話性でエピソードの間欠期に残遺症状を伴うもの
   ・顕著な陰性症状を伴うもの

  ・挿話性でエピソードの間欠期に残遺症状を伴わないもの
   ・顕著な陰性症状を伴うもの

  ・持続性
   ・顕著な陰性症状を伴うもの

  ・単一エピソード、部分寛解
   ・顕著な陰性症状を伴うもの

  ・単一エピソード、完全寛解

  ・他のまたは特定不能の経過型

◆妄想型
◆解体型
◆緊張型
◆鑑別不能型
◆残遺型

統合失調症様障害 ◆予後のよい特徴を伴わないもの
◆予後のよい特徴を伴うもの

統合失調感情障害 ◆双極型
◆うつ病型

妄想性障害 ◆色情型
◆誇大型
◆嫉妬型
◆被害型
◆身体型
◆混合型
◆特定不能型

短期精神病性障害 ◆著明なストレス因子のあるもの
◆著明なストレス因子のないもの

共有精神病性障害

一般身体疾患による精神病性障害 ◆妄想を伴うもの
◆幻覚を伴うもの

物質誘発性精神病性障害  物質特定のコード番号は物質関連障害を参考のこと。

特定不能の精神病性障害


DSM−Wによる「統合失調症および他の精神病性障害」の診断基準
統合失調症の診断基準 A.特徴的症状:以下のうち2つ(またはそれ以上)、各々は、1ヶ月の期間(治療が成功した場合はより短い)ほとんどいつも存在。

(1)妄想

(2)幻覚

(3)解体した会話(例:頻繁な脱線または滅裂)

(4)ひどく解体したまたは緊張病性の行動

(5)陰性症状、すなわち感情の平板化、思考の貧困、または意欲の欠如

 注.妄想が奇異なものであったり、幻聴が患者の行動や思考を逐一説明するか、または2つ以上の声が互いに会話しているものであるときには、基準あの症状1つを満たすだけでよい。

B.社会的または職業的機能の低下:障害の始まり以降の期間の大部分で、仕事、対人関係、自己管理などの面で1つ以上の機能が病前に獲得していた水準より著しく低下している(または小児期や青年期の発症の場合、期待される対人的、学業的、職業的水準にまで達しない)。

C.期間:障害の持続的な徴候が少なくとも6ヶ月間存在する。この6ヶ月の期間には、基準Aを満たす各症状(すなわち、活動期の症状)は少なくとも1ヶ月(または治療が成功した場合はより短い)存在しなければならないが、前駆期または残遺期の症状の存在する期間を含んでもよい。これらの前駆期または残遺期の期間では、障害の徴候は陰性症状のみか、もしくは基準Aにあげられた症状の2つまたはそれ以上が弱められた形(たとえば、風変わりな信念、異常な知覚体験)で表されることがある。

D.分裂感情障害と気分障害の除外:分裂感情障害と気分障害、精神病性の特徴を伴うものが以下の理由で除外されていること。

(1)活動期の症状と同時に、大うつ病、躁病、または混合性のエピソードが発症している。

(2)活動期の症状中に気分のエピソードが発症していた場合、その持続期間の合計は、活動期および残遺期の持続期間の合計に比べて短い。

E.物質や一般身体疾患の除外:障害は、物質(例:乱用薬物、投薬)、または一般身体疾患の直接的な生理学的作用によるものではない。

F.広汎性発達障害との関係:自閉性障害や他の広汎性発達障害の既往歴があれば、統合失調症の追加診断は、顕著な幻覚や妄想が少なくとも1ヶ月(治療が成功した場合は、より短い)存在する場合にのみ与えられる。