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心の病気

適応障害の分類


 アメリカ精神医学会発行の「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-IV)」というものがあります。

 この分類方法の中の、〔適応障害〕に関する詳細分類と診断基準を示しています。

 〔適応障害〕は、〔ストレス障害〕に分類される精神疾患のひとつです。


 日常の社会生活、職場、学校、地域など特定の社会環境にうまく適合することができず、心身にさまざまな症状が起きて、一般的な社会生活ができなくなる障害です。

 適応障害の症状は、不安や抑圧、焦燥、過敏、混乱などの情緒的なものから、不眠、食欲不振、全身倦怠、頭痛、肩こりなどの身体症状、遅刻、欠勤、過剰飲酒などの問題行動までさまざまです。

 これらの障害は、それが会社であれば職場不適応、学校なら不登校、家庭なら別居や離婚、地域なら村八分的存在などという形で顕在化します。適応障害はこのような強烈なストレスだけに限らず、失恋やちょっとした仕事のミスなどでも起こります。


適応障害の詳細分類 ◆〔適応障害〕の詳細分類についてご説明します。
抑うつ気分を伴うもの  抑うつ気分、涙もろい、または絶望感などの症状がある場合。

不安を伴うもの  神経質、心配、または過敏などの症状、また子供の場合には、主要な愛着の対象からの分離に対する恐怖などの症状がある場合。

不安と抑うつ気分の混合を伴うもの  不安と抑うつの混合である場合。

行為の障害を伴うもの  他人の権利、または年齢相応の主要な社会的規範を犯すなどの行為の障害(怠学、破壊、無謀運転、喧嘩、法的責任の不履行)である場合。

情緒と行為の混合した障害を伴うもの  情緒的症状、(抑うつ、不安など)と行為(4を参照)の両方である場合。

特定不能  心理社会的ストレス因子に対する不適応的な反応(身体的愁訴、ひきこもり、または職業上または学業上の停滞)で、1~5の特定の病型に分類できないもの。




適応障害の診断基準 ◆〔適応障害〕の診断基準をご説明します。
適応障害全般の診断基準 1.ストレスになる出来事から3ヶ月以内に、精神面や行動に異常 が現れている。

2.次のどちらかが当てはまる。
 (A)そのストレスになるような出来事にさらされると、予想よりもはるかに強い苦痛を感じる。
 (B)社会、仕事または学業の面で支障がある。

3.ストレスからくることは明らかだが、不安障害や感情障害など、ほかの精神障害の判断基準を満たさない。また、精神遅滞や人格障害が悪化した ために起こったものでもない。

4.死別が原因で起こった反応ではない。

5.そのストレスがなくなれば、症状は6ヶ月以内に消失する。