アマゾン〔身体の病気〕◇心臓・血管の病気◇狭心症 |
心臓病を大分類として示すだけでも、その種類は次のように多岐にわたります。
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アマゾン〔身体の病気〕◇心臓・血管の病気◇狭心症 |
心臓病を大分類として示すだけでも、その種類は次のように多岐にわたります。
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中でも生活習慣と関連性の深い心臓病として特に重要で注目されているのは、狭心症と心筋梗塞です。このページでは、心臓・血管の病気の中でも特に重要な狭心症について説明しています。 |
狭心症では、十分な酸素や栄養分が供給されないために、心臓を働かせる血管や心筋が酸欠や栄養不足となり細胞が壊れ死んでしまいます。狭心症の直接的原因は、冠動脈の動脈硬化症です。動脈硬化の原因には、老化の影響も確かにあるのですが、一番重要な原因は不適切な生活習慣にあります。 |
◆「狭心症」とは、一体どんな病気なのかの説明です。 |
どんな病気ですか? |
心臓自体も一つの臓器として酸素と栄養分とを必要としています。心臓を機能させる心筋に酸素と栄養分とを送る血管が冠動脈と呼ばれます。
・悪性新生物(がん) |
◆「狭心症」の症状の説明です。 |
狭心症の症状 |
狭心症の特徴的症状は、激しい胸の痛みが突然襲い、痛みは数秒~15分くらい続いて自然に消滅することです。痛みの程度は軽症から重症までさまざまで、患者は胸の締め付け感・絞扼感・圧迫感などを訴えます。激しい痛みで冷や汗を伴うこともあります。 ・胸が締め付けられるように痛い。・胸がつまりそう。 ・胸苦しい。 ・胸の奥が痛い。 ・胸が押さえつけられる。 ・胸が焼け付くように感じる。
このように、多くの人が感じる症状は、胸骨の裏側あたりの前胸部の痛みや圧迫感が最も多く、胸全体、右左どちらかの胸、みぞおちなどに痛みを感じます。 |
◆「狭心症」の原因や発症の仕組みの説明です。 |
狭心症の原因 |
狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の直接の原因は、冠動脈硬化ですが、これを誘引するのは、高血糖、高脂血症、体質遺伝(家族にそういう人がいる家系)、および特殊な性格などの危険因子です。 |
◆「狭心症」の検査方法や診断方法の説明です。 |
狭心症の診断 |
心臓病の検査は、日常の予防的健診などで行う一般的な検査と、発作などの発生によって緊急に行うものとがあります。
心臓に何らかの異常があると、その異常特有の波形が現れるので、医師が心電図をみれば心臓の病気やその進行状態などを判断することができます。(図は国立病院大阪医療センター政策医療循環器病のHPより転用し一部を追加改変)
・心エコー図検査(心臓超音波検査)
現実に発作が起こった場合などには、これらの検査が複数行われることもあります。 |
◆「狭心症」の治療方法の説明です。 |
狭心症の治療方針 |
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)の予防的意味では、節度のある日常生活を心がけ、食べすぎ、飲みすぎを避け、バランスのよい食事を摂り、禁煙し、適度な運動を行うこと、また、十分な休養と睡眠をとることが必要です。 |
薬物療法 |
薬物療法としては、次のような医薬が、症状に合わせて使用されます。
・血管を拡張して血液の流れをよくする血管拡張剤
狭心症の緊急特効薬は、血管拡張剤としての硝酸薬(ニトログリセリン錠)やカルシウム拮抗薬です。 |
カテーテルによる治療 |
カテーテルによる治療方法は、狭心症や心筋梗塞の直接原因である傷んで狭くなった冠動脈の病変部内部に直径2~4ミリ、長さ20ミリくらいの小さな風船を挿入し膨らませて、冠動脈を内側より拡張する方法です。 |
外科手術 |
更に重症の患者には冠動脈バイパス手術という、大掛かりな外科治療が必要となります。この方法では、狭くなった血管部分や、閉塞した病変部の先に、別の血管を繋いで血液の流れをよくする血液のバイパス路をつくる方法です。 |