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 体の中で最も太い血管、大動脈は内膜、中膜、外膜という3つの層からできているのですが、何らかの原因で内膜が破れ、中膜との間に血液が流れ込みコブになってしまった状態が〔解離性大動脈瘤〕です。  | 
 
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 体の中で最も太い血管、大動脈は内膜、中膜、外膜という3つの層からできているのですが、何らかの原因で内膜が破れ、中膜との間に血液が流れ込みコブになってしまった状態が〔解離性大動脈瘤〕です。  | 
 
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 解離性大動脈瘤は、40歳代から中高年の男性に多く発症し、男性の方が女性より2倍多く発症します。  | 
   
    
    
 
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  ◆「解離性大動脈瘤」とは、一体どんな病気なのかの説明です。 | 
| どんな病気ですか? | 
    
 大動脈の壁は、内膜、中膜、外膜という三層に分かれています。この三層の膜のうちで最も内側にある内膜が何らかの原因で損傷して、内膜自身が内側と外側に裂けてしまい、そこに強い圧力で血液が流れ込みコブを作ってしまったのが解離性大動脈瘤です。  | 
 
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  ◆「解離性大動脈瘤」の症状の説明です。 | 
| 解離性大動脈瘤の症状 | 
    
 解離性大動脈瘤ができると、引き裂かれるような強烈な痛みが胸部や背中に走ります。解離がさらに拡大したり解離部分が移動すると、痛みは腹部、腰部、頚部などに移動します。 
 
 
 
 
 急性のA型解離が発生すると、大動脈閉鎖心不全や心タンポナーデと呼ばれる心不全を誘発する可能性があります。また、急性のB型解離が発生すると、胸腔内出血や縦隔出血と呼ばれる症状を起こすことがあります。  | 
 
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  ◆「解離性大動脈瘤」の原因や発症の仕組みの説明です。 | 
| 解離性大動脈瘤の原因 | 
    
 解離性大動脈瘤の発生原因はほとんどが動脈硬化です。特に急激に血圧が上昇した場合には発生しやすくなります。先天的に血管の壁が弱い体質の方もおりますが、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙習慣などの生活習慣病の影響が大きいことを見逃すことはできません。  | 
 
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  ◆「解離性大動脈瘤」の検査方法や診断方法の説明です。 | 
| 解離性大動脈瘤の診断 | 
    
 この病気は解離する場所などによっていくつかの病型に分かれ、治療方針なども異なるために、正確な病型診断として、レントゲン、エコー、CT、MRI、血管造影法などで検査します。  | 
 
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  ◆「解離性大動脈瘤」の治療方法の説明です。 | 
| 解離性大動脈瘤の治療方針 | 
    
 A型解離(上行大動脈解離)の場合で、心タンポナーデと呼ばれる症状があり、大動脈弁閉鎖不全による心不全症状が認められる場合は、緊急手術が必要です。  |