アマゾン〔身体の病気〕◇骨・関節・筋肉の病気◇上腕骨上顆炎 |
〔上腕骨上顆炎〕(じょうわんこつじょうかえん)は、主に親指側の肘の関節で骨が突き出している部分に炎症が起こる病気です。 |
アマゾン〔身体の病気〕◇骨・関節・筋肉の病気◇上腕骨上顆炎 |
〔上腕骨上顆炎〕(じょうわんこつじょうかえん)は、主に親指側の肘の関節で骨が突き出している部分に炎症が起こる病気です。 |
上腕骨上顆炎は、通称、「テニス肘」とか「ゴルフ肘」などと呼ばれることが多い疾患です。この疾患には、「上腕骨外側上顆炎」と「上腕骨内側上顆炎」と呼ばれる二つの種類に分類されます。
手のひらを上に向けてみたとき、親指側の肘が痛むのが「上腕骨外側上顆炎」、小指側の肘が痛むのが「上腕骨内側上顆炎」です。 |
◆「上腕骨上顆炎」とは、一体どんな病気なのかの説明です。 |
どんな病気ですか? |
上腕骨は左右の腕にある長い骨です。テニスやゴルフを楽しむアマチュアの人で、いわゆるテニス肘とかゴルフ肘と呼ばれる症状をうったえることが多いですが、これが上腕骨上顆炎という疾患です。この症状は30~50代の女性に好発します。 |
◆「上腕骨上顆炎」の症状の説明です。 |
上腕骨上顆炎の症状 |
上腕骨上顆炎には外側上顆炎と内側上顆炎とがあり症状が異なります。上腕骨上顆炎は「腱付着部症」のひとつとされ、上腕骨の上顆につく屈筋腱、伸筋腱の起始部に加わる慢性的ストレスが直接の原因とされ、通常、発症するのは圧倒的に外側上顆炎の方です。
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◆「上腕骨上顆炎」の原因や発症の仕組みの説明です。 |
上腕骨上顆炎の原因 |
上腕骨上顆炎はテニス肘・ゴルフ肘と呼ばれるように、テニスなどのスポーツを頻度多く楽しむ人に多く発症しますが、真の原因は分からないことも多いです。通常は、スポーツなどでの同一動作の繰り返しが主な原因とされています。 |
◆「上腕骨上顆炎」の検査方法や診断方法の説明です。 |
上腕骨上顆炎の診断 |
上腕骨上顆炎の検査は、下記のようないくつかの簡単な試験で行われますが、何れの検査法でも、肘外側から前腕にかけての痛みが誘発されたらテニス肘の疑いがあります。
・肘の外側の圧痛がある。
疼痛誘発試験というのは、俗に「テニス肘テスト」とか「トムセンテスト」などと呼ばれるもので、上腕骨外側上顆の前腕伸筋腱起始部を抑えると痛みが走ること、手背に抵抗を加えながら手関節を背屈させると上腕部上顆に痛みが誘発されるという試験法です。 |
◆「上腕骨上顆炎」の治療方法の説明です。 |
上腕骨上顆炎の治療 |
上腕骨上顆炎の治療方針は、保存的療法と手術療法となります。保存的療法には「日常生活の改善」「薬物療法」「理学療法」および「運動療法」などがあります。 |
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保存的療法 |
一般的に行われる保存的療法には以下のようなものがあります。
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手術療法 |
保存的療法で治らない時などに手術による治療も行いますが、特殊な場合を除いてほとんど行われることはありません。どうしても手術を行う場合には、筋膜切開術、切除術、前進術などの方法があります。 |