アマゾン〔身体の病気〕◇生活習慣病の病気◇高血圧症 |
人間の身体に血液を循環させるために、ポンプである心臓は収縮と拡張を繰り返しています。心臓の左心室が収縮するとき、血圧は最大値を示し、逆に拡張すすときは最小値を示します。 |
アマゾン〔身体の病気〕◇生活習慣病の病気◇高血圧症 |
人間の身体に血液を循環させるために、ポンプである心臓は収縮と拡張を繰り返しています。心臓の左心室が収縮するとき、血圧は最大値を示し、逆に拡張すすときは最小値を示します。 |
非常に重度な高血圧症にならなければ、高血圧症の明確な自覚症状はありません。逆にいえば、自覚症状がでるときには重篤な症状であることが多くなります。 |
自覚症状が乏しいといっても、高血圧症になると、動脈硬化の症状が着実に進行し、非常に危険な、脳溢血や脳血栓、脳梗塞、心筋梗塞、腎硬化症などの原因となります。 |
◆「高血圧症」とは、一体どんな病気なのかの説明です。 |
高血圧症は どんな病気ですか? |
人間の体に血液を循環させるために、ポンプである心臓は毎分60~70回くらいの頻度で収縮と拡張を繰り返しています。この様子は手首などに親指を当ててみるとドクンドクンと打っている脈拍で分かります。 |
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収縮期血圧と拡張期血圧 |
世界保健機構(WHO)が定める高血圧の基準値を示します。
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日本高血圧学会の高血圧治療ガイドライン |
同じ人でも、測定するときの心身の状態、測定環境、測定タイミング、測定時の姿勢などいろいろな要因によって、血圧値は変化します。一般的な傾向としては、日中の血圧が高く、睡眠時の血圧は低くなるのが普通です。
図で分かるとおり、一口でいえば、収縮期血圧(最高血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(最低血圧)が90mmHg以上なら高血圧症です。これはWHOの基準と一致しています。 |
◆「高血圧症」の症状の説明です。 |
高血圧症の症状 |
通常、高血圧症には明確な自覚症状というものがありません。逆にいえば、自覚症状が出るときには重篤な症状であることが多い病気なのです。初期の段階では、自覚症状がないために放置されることが多い病気でもあります。 |
◆「高血圧症」の原因や発症の仕組みの説明です。 |
高血圧症の原因 |
高血圧には〔本態性高血圧症〕といって原因が特定できない高血圧症と、〔二次性高血圧症〕といって、腎臓病や内分泌系の疾患などがあり、それが原因となり引き続いて発症する高血圧症とがあります。日本人患者の場合では、95%が本態性高血圧です。
一方、二次性高血圧症の場合には、腎臓病や内分泌系の異常などの原因が特定されます。この場合には、基本的には原因疾患を治療することが必要となり、それにより改善が期待されます。 |
◆「高血圧症」の検査方法や診断方法の説明です。 |
高血圧症の診断 |
高血圧の診断は、正式には水銀血圧計か、それと同じ程度の正確さをもつ自動血圧計で測定した数値によって診断します。 |
白衣高血圧 |
病院などで血圧を測定しようとすると、それだけで緊張してしまい、普段より高めの測定値が出てしまう人もいます。お医者さんや看護師さんの前に出ると緊張してしまい、そのときだけ血圧が高くなるので「白衣高血圧症」などと呼んでいます。 |
◆「高血圧症」の治療方法の説明です。 |
高血圧症の治療方針 |
高血圧を治療するには、本来ならその根本原因に基づいて治療すべきですが、現実問題として、高血圧の原因というのはなかなか特定することができません。 |
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原因疾患の治療 |
二次性高血圧症の場合には、原因となる基礎疾患として、腎臓病や内分泌系の疾患などが特定されますので、基本的にその原因疾患の治療を行うことが不可欠です。この場合には、原因疾患が改善されれば、高血圧症の改善も期待されます。 |
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生活習慣の改善 |
生活習慣で高血圧を誘発するものとしては、食塩などの摂取量が多すぎる場合、運動不足の場合、過度な肥満の場合などがあります。
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薬物療法 |
生活習慣の改善などで血圧を正常領域まで下げられない場合には、最終的に血圧降下剤などの医薬による対症療法的治療が必要となります。
・サイアザイド系利尿薬 |