基本分野選択:HOME健康・医療館 現在:PC版スマホ版へ移動 今日の運勢館おすすめカラオケ愛唱館
sentofu体の病気心の病気医療技術医薬品健康増進栄養成分健康食品全身美容保険介護健康用語nullサイト情報


 
医薬品医薬品全般薬の効用市販薬の薬処方薬の薬内服薬の薬外用薬の薬注射薬の薬特殊用途薬の薬漢方薬の薬  
医薬品

〔動脈硬化治療薬〕


 動脈が肥厚化し硬化してしまった状態を動脈硬化といい、これが原因で引き起こされる血管の異常を動脈硬化症といいます。

 動脈硬化には、アテローム性粥状動脈硬化、細動脈硬化、中膜硬化などがあります。通常、動脈硬化といえば、アテローム性動脈硬化を指しています。

 アテローム動脈硬化症は、高脂血症や糖尿病、高血圧、喫煙などの危険因子により発生します。この状態になると、酸素や栄養分が人体の各組織に届かなくなり、脳梗塞や心筋梗塞などの原因となります。



 悪玉コレステロールの血中濃度が高い場合、糖尿病患者、高血圧患者、喫煙者は動脈硬化が進行しやすいことが分かっています。動脈硬化を防ぐには、このような危険因子を改善することが重要です。食生活を改善し、運動もして、禁煙できればそれだけでも有効です。


動脈硬化症治療薬 ◆〔動脈硬化症治療薬〕には多くの種類があるので、それらの特徴をご説明します。
動脈硬化症治療薬

 動脈硬化症治療薬には、次のような種類があり、それぞれの種類に多くの医薬があります。ここでは、それらの種類と医薬を示します。

 ・抗血小板薬
 ・血液凝固阻害薬


抗血小板薬

 抗血小板薬系の動脈硬化症治療薬には、次のような医薬があります。ここでは、これらの抗血小板薬の効能や副作用などを示します。

 ・シロスタゾール
 ・シロステート
 ・シロスメルク
 ・オペタール
 ・ファンテゾール
 ・プレスタゾール
 ・プレタール
 ・ホルダゾール

抗血小板薬の特性
特色・効用  シロスタゾールは、血小板や血管平滑筋に作用して、血小板の凝集を抑制し、末梢血管拡張作用を発揮する薬です。主に慢性的な動脈閉塞症にによる血行障害、疼痛、潰瘍などの症状を和らげます。

副作用  出血、汎血球減少、血小板減少、間質性肺炎、うっ血性心不全、心筋梗塞、狭心症、肝機能障害などの重大な副作用がでることがあります。

飲み合わせ  グレープフルーツを飲み合わせると、薬物代謝酵素の作用が抑制されて、この医薬品の血中濃度が高まり、副作用がでやすくなります。


血液凝固阻害薬

 血液凝固阻害薬系の動脈硬化症治療薬には、次のような医薬があります。ここでは、これらの血液凝固阻害薬の効能や副作用などを示します。

 ・ワルファリン
 ・ワーファリン
 ・ワルファリンK
 ・サモファロン

血液凝固阻害薬の特性
特色・効用  ビタミンKは、肝臓で血液凝固因子が作られる際に必要な成分です。ワルファリンは、このビタミンKの働きをを抑制することで、血液凝固因子の生成を妨げて血液を固まりにくくする薬です。

副作用  脳出血、臓器出血、過敏症、肝機能障害、皮膚壊死などの重大な副作用がでることがあります。

飲み合わせ  腸内でビタミンKを生成する納豆や、ビタミンKを多量に含有するクルレラやほうれん草、ブロッコリーを摂取すると、ワルファリンの効果が弱まります。