基本分野選択:HOME健康・医療館 現在:PC版スマホ版へ移動 今日の運勢館おすすめカラオケ愛唱館
sentofu体の病気心の病気医療技術医薬品健康増進栄養成分健康食品全身美容保険介護健康用語nullサイト情報


 
医薬品医薬品全般薬の効用市販薬の薬処方薬の薬内服薬の薬外用薬の薬注射薬の薬特殊用途薬の薬漢方薬の薬  
医薬品

〔貧血治療薬〕


 貧血とは、血液が赤血球に乏しくなること、およびそれにより起こるいろいろな症状をいいます。

 貧血の起こる原因は、赤血球産生が低下する場合と、赤血球の破壊・喪失が進んだ場合のどちらか、または両方がある場合です。

 急な立ちくらみを脳貧血という場合がありますが、これは本来の貧血とは全く別物です。



 赤血球は血流に乗って全身に酸素を運搬する役割がありますが、赤血球の数が減少し貧血状態になると、十分な酸素を運ぶためには、血流量を増やしたり、呼吸量を増やす必要があり、このために動悸や息切れが起こります。これが貧血症状の最初の徴候となります。

 赤血球を失う原因としては、慢性的な出血があります。特に女性の場合には生理的な原因の出血があり、赤血球を失う率が高いです。これらは鉄欠乏性貧血と呼ばれます。

 怪我などでの大量の出血があると、いわゆる貧血とはならずにショック状態に陥ります。また、細胞分裂に必要なビタミンB12や葉酸の摂取が不足すると、赤血球の分化が阻害されて貧血となります。このような貧血は、胃摘出などによる自己免疫作用のために起こることがありますが、偏食で起こることは先ずありません。


貧血治療薬 ◆〔貧血治療薬〕にはいくつかの種類があるので、それらの特徴をご説明します。
増血剤

 増血剤系の貧血治療薬には、次のような多くの種類があります。ここでは、これらの増血剤の医薬の効能や副作用などを示します。

 ・鉄剤
 ・フェニレン
 ・フェレダイム
 ・フェッロミア
 ・フェルム
 ・テツクールS
 ・フェログラデュメット

増血剤の特性
特色・効用  この医薬は貧血の中でも鉄欠乏性貧血を治療する薬です。鉄剤は体内で鉄運搬物質と結合して骨髄へと運ばれ、そこでヘモグロビンの合成に使われます。

 鉄剤を服用すると貧血の症状がよくなるように見えても、数ヶ月は継続しないと本質的な改善にはなりません。鉄剤は胃腸への影響が大きい薬なので、胃腸機能への副作用もあります。

副作用  胃痛、下腹痛、吐き気、食欲減退、便秘、下痢などの副作用がでる場合があります。

飲み合わせ  牛乳は鉄剤の吸収を阻害します。このため、牛乳の多量摂取には問題があります。