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医薬品

〔便秘薬:大腸刺激性下剤〕


 漢方薬系の優れた植物性下剤としてダイオウとセンナの二つがあります。

 これらは小腸で吸収され加水分解された後、大腸の神経に作用して大腸のぜん動運動を活発にします。

 これにより、便秘の症状を改善する効果があります。

 これらダイオウやセンナを使用して便秘薬は常用すると耐性ができて効きにくくなる欠点があります。



 また、テトラサイクリン系の抗生物質の作用を弱める働きがあるので、抗生物質を使用するときには、この便秘薬は好ましくありません。

 便秘の中で、痙攣性の便秘というものがあります。これはストレスなどが原因となり腸のぜん動運動が活発になり過ぎ、腸の一部分が麻痺して動かなくなることにより、便がスムーズに移動できなくなる便秘です。

 お腹の不快な膨慢感があり、便秘と下痢が交互に繰り返されるようになります。大腸刺激性下剤は、大腸のぜん動運動を活発にしようとする作用があるので、このような痙攣性の便秘には使うことはできません。


便秘薬 ◆〔便秘薬〕にはいくつかの種類があるので、それらの特徴をご説明します。
便秘薬

 大腸刺激性下剤系の便秘薬には、次のような医薬があります。ここでは、これらの大腸刺激性下剤の効能や副作用などを示します。

 ・アローゼン
 ・アロセンド
 ・セリナリート

大腸刺激性下剤の特性
特色・効用  この医薬品は、大腸のぜん動運動を活発にさせることで便秘の症状を軽減する薬です。優れた効果がありますが、ストレスなどから起こる痙攣性の便秘には使用することができません。

副作用  便秘は改善されますが、この薬を服用すると特有なグリグリ感のある腹痛や、腹鳴、発疹が出ることがあります。

飲み合わせ  ダイオウ・センナを含む便秘薬を服用中に、大量のカルシウムを摂取すると、体液がアルカリ性に傾き、ミルクアルカリシンドロームの原因となり吐き気や食欲不振を起こすことがあります。

 この便秘薬を使用中は、牛乳やカルシウムサプリメントなどは控えた方がいいです。また、牛乳を飲むと便が軟らかくなる人にはこの便秘薬は向きません。