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〔膠原病〕

膠原病の検査


 膠原病 かも知れないという気になる症状が出た場合、かかりつけ医から専門医を紹介してもらって、検査を受けることになります。

 先ずは、他の病気と同様に、問診や診察を受けます。

 膠原病は免疫反応の異常が原因となることから、先ず「血液検査」が行われ、続いて「尿検査」「画像検査」「その他の検査」など多くの検査が行われます。


 検査の中でも最も重要なのは「血液検査」です。

 膠原病が自己免疫システムの異常により、自分の身体を攻撃してしまう「自己抗体」が存在することにあるので、各種の抗体を測定することで、膠原病の種類の特定や、その状態、広がりの範囲を調べることができます。


 各膠原病に対応して、特定の抗体が存在したり、量が変わるので、病気の識別には、「血液検査」は欠かせません。その他に、腎臓障害などを合併していないかなどの検査として「尿検査」が行われます。

 また、内臓臓器や骨などに異常がないかを調べるために「画像解析技術」などが使われます。


膠原病の検査方法 ◆膠原病の検査や診断はどのように行うのでしょうか。
血液検査

 膠原病を早期発見するには血液検査が欠かせません。血液検査は静脈から血液を採取して行います。検査は、病名を診断するためや病気の広がり・活動性を把握するためなどに行います。

血液検査項目
検査項目 診断検査 状態把握検査
赤沈
CRP(C-反応性たんぱく)
血球検査(赤血球・白血球・血小板)
抗核抗体(DNA抗体・PNP抗体・Sm抗体など)
リウマトイド因子
クームス抗体(赤血球抗体)
好中球細胞質抗体
クームス反応擬陽性
血清補体価
複合免疫体
筋原性酵素(AST(GOT)・CK・アルドラーゼなど)
血漿たんぱく・免疫グロブリン
肝機能検査(AL-P・ALT(GPT)・ピリフビンなど)
腎機能検査(BUN・クレアチニンなど)
骨代謝(P・Caなど)
脂肪代謝(コレステロール・中性脂肪など)

 赤沈とは「赤血球沈降速度」のことで、膠原病が炎症性の疾患であり、炎症があると赤沈が速くなります。CRPは血管の炎症があると現れるたんぱく質で、数値により炎症の強さが分かります。

 血液中の血球成分である赤血球や白血球・血小板の異常は、この病気の診断や活動性の判定に役立ちます。自分の身体を攻撃する自己抗体には数多くのものがあり、その存在や種類により、膠原病の病名判定などが行われます。どの抗体がどの膠原病と関連するかなどは、個別の病気の項で説明します。

尿検査

 尿検査では、たんぱく、糖、沈渣、クレアチニン排泄などを調べます。全身性エリテマトーデスなどの病気では、腎臓障害を起こしやすいので、このような尿検査が必要となるのです。

 尿たんぱくは腎機能障害の進行度を測定するために行います。尿沈渣検査は腎炎などの有無を知る指標となります。クレアチニンも腎機能の測定に使用されます。膠原病が糖尿病を合併していないかを調べるのが尿糖です。

画像検査・他

 内臓の障害や骨や関節に変形がないかなどを調べるために、X線撮影や内視鏡検査などが行われます。また、病気の広がりを確認ために、超音波検査やMRI検査、CTスキャン、腎、筋生検なども行われます。