アマゾン〔身体の病気〕◇膠原病の病気◇全身性強皮症 |
全身性強皮症(SSC) は、全身性硬化症とか全身性進行性硬化症とも呼ばれる膠原病のひとつで、特徴的な症状として皮膚が次第に硬化していく病気です。 |
アマゾン〔身体の病気〕◇膠原病の病気◇全身性強皮症 |
全身性強皮症(SSC) は、全身性硬化症とか全身性進行性硬化症とも呼ばれる膠原病のひとつで、特徴的な症状として皮膚が次第に硬化していく病気です。 |
全身性強皮症は、古典的な五大膠原病のひとつで、厚生省の「特定疾患」に記載されています。この疾患の発症原因はいろいろ推定されてはいますが、よく分かっていません。 |
全身性強皮症の症状は、皮膚の硬化にとどまらず、手の指の冷感、息切れ、関節痛、体重減少などがあるほか、肺や心臓、腎臓、食道、小腸、大腸などの内臓にも硬くなる病変がおよびます。食道に病変がおよぶと、物を飲み込みにくくなる「嚥下障害」を引き起こします。 |
◆「全身性強皮症」とは、一体どんな病気なのかの説明です。 |
どんな病気ですか? |
全身性強皮症(SSC:Systemic scleroderma)は、膠原病のひとつで、皮膚が次第に硬化していく病気です。硬化が起こるのは、身体表面の皮膚だけでなく、腸や心臓、肺、腎臓などの内臓表面でも起こります。この病気は、全身性硬化症や全身性進行性硬化症とも呼ばれています。 |
◆「全身性強皮症」の症状の説明です。 |
全身性強皮症の症状 |
全身性強皮症は長い年月を掛けて、主に皮膚に症状が現れてくる膠原病の病気ですが、先ず、皮膚などへの症状の現れ方は次のような四段階を経て最終的な強皮・硬化状態へとなっていきます。
全身性強皮症の症状は皮膚ばかりでなく、多くの内臓にも現れます。食道の働きがにぶくなり、逆流食道炎が起こることで物が飲み込みづらくなる嚥下症状がでてきます。胃腸の作用も悪くなり下痢や便秘を繰り返します。 |
◆「全身性強皮症」の原因や発症の仕組みの説明です。 |
全身性強皮症の原因 |
全身性強皮症は、他の膠原病と同様に、免疫機構が自己抗体を作り出し、自分自身の細胞や組織に対して、攻撃してしまう病気です。しかし、どうして自己抗体ができるのか、その原因は分かっていません。 |
◆「全身性強皮症」の検査方法や診断方法の説明です。 |
全身性強皮症の診断方針 |
全身性強皮症の検査では、主に皮膚生検と血液検査、および内臓の機能障害を調べる検査が行われます。また、診断方法には、アメリカリウマチ学会が作成した診断基準が極めて有用で信頼すべきものとして使用されます。
皮膚生検は、前腕の外側の皮膚を採取し顕微鏡で調べます。表皮の萎縮や真皮の下の組織に膠原繊維の増生がみられれるのがこの病気の特徴です。血液検査では、血液中のリウマトイド因子や抗核抗体の検査などを行います。 |
◆「全身性強皮症」の治療方法の説明です。 |
全身性強皮症の治療方針 |
全身性強皮症には、現在のところ病状を完全に治療できる薬はありません。従って、症状の改善に有効と思われる治療薬により対症療法を行い、同時に内臓の繊維化を防止する薬剤を使用することが治療の目標となります。 |
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全身性強皮症の薬物療法 |
発症部位や症状に応じて、次のような治療が行われます。
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