アマゾン〔身体の病気〕◇膠原病の病気◇全身性エリテマトーデス |
全身性エリテマトーデス は、なんらかの原因で自分の細胞や組織に対して抗体ができ、自分の体の細胞に対して免疫機能が攻撃するために、多くの臓器で血管炎を起こす自己免疫性の病気です。 |
この病気では、顔の鼻を挟んだ部位に狼(ループス)に噛まれでもしたような紅い湿疹・斑点が、蝶のような形(蝶型紅斑・紅蝶型)で現れる特徴があります。 |
アマゾン〔身体の病気〕◇膠原病の病気◇全身性エリテマトーデス |
全身性エリテマトーデス は、なんらかの原因で自分の細胞や組織に対して抗体ができ、自分の体の細胞に対して免疫機能が攻撃するために、多くの臓器で血管炎を起こす自己免疫性の病気です。 |
この病気では、顔の鼻を挟んだ部位に狼(ループス)に噛まれでもしたような紅い湿疹・斑点が、蝶のような形(蝶型紅斑・紅蝶型)で現れる特徴があります。 |
全身性エリテマトーデスの正式名称は、全身性ループス・エリテマトーデスという病気で、略称ではSLEとも呼ばれます。 |
全身性エリテマトーデスは、重症度が高く治療が困難な病気として、「特定疾患治療研究事業」による医療費の援助が受けられます。他の多くの膠原病と同じく、全身性エリテマトーデスも「特定疾患」に認定されているのです。 |
◆「全身性エリテマトーデス」とは、一体どんな病気なのかの説明です。 |
どんな病気ですか? |
通常、全身性エリテマトーデスと呼ぶ疾患は、正式名称を、全身性ループス・エリテマトーデス(SLE:Systemic Lupus Erythematosus)といいます。 |
◆「全身性エリテマトーデス」の症状の説明です。 |
全身性エリテマトーデスの症状 |
全身性エリテマトーデスでは、他の膠原病全体に共通する症状が現れますが、その他にこの病気特有な症状も現れます。
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◆「全身性エリテマトーデス」の原因や発症の仕組みの説明です。 |
全身性エリテマトーデスの原因 |
全身性エリテマトーデスは、他の膠原病と同様に、免疫機構が自己抗体を作り出し、自分自身の細胞や組織に対して、攻撃してしまう病気です。しかし、どうして自己抗体ができるのか、その原因は分かっていません。 |
◆「全身性エリテマトーデス」の検査方法や診断方法の説明です。 |
全身性エリテマトーデスの診断方針 |
全身性エリテマトーデスの検査では、主に血液検査と腎臓検査が行われます。また、診断方法には、アメリカリウマチ学会が作成した診断基準が極めて有用で信頼すべきものとして使用されます。また、特定疾患の申請においても本診断基準が採用されています。
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全身性エリテマトーデスの検査 |
上記の診断基準を直接満たしていない場合でも、この病気特有の他の症状があったり、現在までの経過から、全身性エリテマトーデスの疑いが極めて高ければ、総合的にこの病気であると診断されることもあります。
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◆「全身性エリテマトーデス」の治療方法の説明です。 |
全身性エリテマトーデスの治療方針 |
全身性エリテマトーデスの治療法の基本は、他の膠原病と同様に、薬物療法です。使用される主な医薬は、非ステロイド抗炎症薬やステロイド薬です。 |
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全身性エリテマトーデスの薬物療法 |
この病気では多くの場合に内臓への障害が起こるので、炎症抑制のためにステロイド薬の使用が欠かせません。ステロイド薬には重篤な副作用が起こる可能性があるので、炎症を抑えることのできる必要最小限を使用することになります。
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血漿交換療法 |
ステロイド薬でも免疫抑制剤でも十分な治療効果が得られなかったり、副作用が強すぎる場合に、血漿交換療法が使用されることがあります。 |
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血液透析 |
ルーブス腎炎で腎機能が極度に低下した場合には、血液透析を行います。これにより尿毒症で生命に関わることを防ぐのです。この病気による症状は、本質的な腎臓病によるものではないので、膠原病の治療に成功し寛解状態(安定した状態)になれば、血液透析を中止できる場合もあります。 |