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表出性言語障害 |
〔表出性言語障害〕は、〔コミニュケーション障害〕と呼ばれる〔精神疾患〕のひとつです。 |
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理解できているのにお喋りが遅れているという言語障害です。 相手が話すことは分かっているのに、自分の意思を言葉でうまく表現できないために、身振り手振りで自分の思っていることを伝えようとするのです。 一般的に、乳幼児の言葉の発達は年齢とともに段階的に進歩して行きますが、〔表出性言語障害〕を持つ子どもでは、ある段階から徐々にずれがでてくるため、しばしば〔難聴障害〕があるのではないかと思われることがあります。 乳幼児期にこのような〔表出性言語障害〕を持っていても、知能的に遅れているということではないので、ある段階からは急速に言葉の遅れを取り戻しはじめ、やがて小学校入学時点くらいになると普通の子どもに追いつくことが多いです。 しかし、知的能力と言葉を話す能力に大きなギャップがあると気づいたら、〔難聴〕のような別の障害を持つこともあるので、一度は専門医の診断を受けることをお勧めします。 尚、このような障害の治療に当たっては、主に「言語療法」や「精神的治療」が用いられますが、家族が無理やり発音矯正などを行うと、精神発達に悪影響を与えることもあるとされていますので、やはり専門医による診断と治療が重要です。 |