〔小規模多機能型居宅介護〕 |
小規模多機能型居宅介護では、要介護となった(主に認知症)高齢者が、いままでの生活環境や人間関係を維持しながら、「通い」により入浴や食事、その他の日常生活に必要な世話を受けるサービスです。 また、利用者の状態や希望に応じて随時「訪問」や「泊まり」により、24時間切れ間ないサービスを受けることができます。 |
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小規模多機能型居宅介護は、平成18年4月の介護保険制度改正により創設された、地域密着型サービスのひとつです。 事業者は、一箇所で「訪問」「通い」および「泊まり」という三種のサービスを提供します。 利用者と施設の職員とが顔なじみとしての関係を築き、臨機応変な対応がしてもらえるようにするために、1事業所あたりの登録定員は25名以下の小規模なものとなっています。登録定員は25名以下ですが、その内で「通い」での利用者は概ね15名以下、短期入所しての「泊まり」での利用者は概ね9名以下とされています。 サービスは利用する事業所の介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成する介護計画に基づき提供されます。 通常は、近所にあるその施設に通って、そこで仲間と団欒したり、食事や入浴の世話を受けます。自宅で応援が必要になったら、電話すると施設の職員が自宅を訪問して、世話をしてくれます。また、夜間に家族が臨時に不在になったりして不安な場合などには、短期間に限ってその施設に泊まって介護を受けることができます。 このように、利用者は「訪問」「通い」「泊まり」というサービスを自由に組み合わせて利用することで、住みなれた地域との交流を続けながら、施設を第二の自宅的感じで利用することができるのです。 |