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心の病気

通常レム睡眠時随伴症


 〔通常レム睡眠時随伴症〕は、正式には〔通常レム睡眠に伴う睡眠時随伴症〕と呼ばれる〔睡眠時随伴症〕で、基本的にレム睡眠期と密接に関連する睡眠障害をいいます。

 この障害では、通常、レム睡眠時には筋肉は弛緩していますが、これが緩まず、夢に見ていることを実際の行動に移してしまったり、悪夢を見たり、金縛りにあったりします。


 〔通常レム睡眠時随伴症〕には、次に示すような六つの種類があります。

 ・悪夢
 ・睡眠麻痺
 ・睡眠関連陰茎勃起障害
 ・睡眠関連疼痛性陰茎勃起
 ・レム睡眠関連洞停止
 ・レム睡眠行動障害

 これらの詳しい症状などはこのページの下部の説明を見てください。


通常レム睡眠時随伴症はどんな病気ですか? ◆〔通常レム睡眠時随伴症〕とは、一体どんな病気なのかご説明します。
悪夢  〔悪夢〕は、レム睡眠中に見る恐ろしい夢のことをいいます。悪夢は脳は起きているのに身体は休息中の浅い睡眠の時に起こります。

 悪夢に出てくる夢は、非常に鮮やかで強い不安や恐怖、生命の危険などを感じる内容の夢です。通常、悪夢は睡眠の後半に起こります。悪夢を見るのは小児に多く、年齢が上がるに従って見なくなります。

 悪夢でうなされ、覚醒を繰り返すことで、社会生活に影響が出る場合には、〔通常レム睡眠時随伴症〕の意味での〔悪夢〕と診断されます。

睡眠麻痺  〔睡眠麻痺〕は、通常〔金縛り〕と呼ばれる障害です。〔金縛り〕は、通常レム睡眠段階で、脳は起きているのに、身体の方は眠っている状態の時に起こります。

 脳は鮮明な映像など見るような状態ですが、身体の方は完全に脱力状態にあって、声を出すことも四肢や体幹を動かすことも出来ません。

 生命を奪われるような恐ろしい幻覚を見たり、幽霊がでたり、先祖の霊がでてきたりする鮮明な幻覚が見えたり、幻聴がしたりして、これを追い払おうと思っても、身体の方は金縛り状態で、声も出せないし身動きもできません。

 このような症状を何度か繰り返すうちに、「いまから、金縛りが始まるな」というように自分でもその状況が分かる場合があります。焦らず、しばらく待てば身体が動くようになると思えるようになります。(筆者自身の経験です。)

睡眠関連陰茎勃起障害  〔睡眠関連陰茎勃起障害〕は、睡眠中に陰茎が勃起し覚醒したり夢が中断される障害です。成人男子の2.4%ほどが経験するとされます。

睡眠関連疼痛性陰茎勃起  〔睡眠関連疼痛性陰茎勃起〕は、睡眠中に疼痛性の陰茎勃起が起こり覚醒したり夢が中断される障害です。成人男性の0.4%ほどが経験するとされます。

レム睡眠関連洞停止  〔レム睡眠関連洞停止〕は、〔心洞結節不全〕とも呼ばれる障害です。心臓を規則正しいリズムで拍動させる役割を持っている「心洞結節」の興奮が数秒間だけ突然停止してしまう障害です。

レム睡眠行動障害  〔レム睡眠行動障害〕は、夜間睡眠中に起こるせん妄状態です。睡眠中に夢を見ていて、その通りに身体を動かしてしまうような障害です。この障害は、50代以降、特に60代以降の男性に多く発症します。

 夢で見ている内容と一致した行動をするので、自分自身や他人に暴力行為をしたりすることがあります。トイレの夢を見ているときには、ベッドの中で放尿したりもします。

 睡眠中に突然、行動を起こし転倒したりの事故も起こるので、寝室内に危険なものを置かない様にすると安心です。この発作時には、他人が身体を揺すったりすれば覚醒して正気に戻ります。