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睡眠時呼吸障害とは |
〔睡眠時呼吸障害〕の分類は、〔睡眠障害とは〕で述べているように、「DSM-Ⅳ基準」では〔呼吸関係睡眠障害〕と分類され、「ICSD-2基準」では〔睡眠関連呼吸障害〕と分類されています。 |
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口、鼻の気流が10秒以上停止する状態を「無呼吸状態」といい、10秒以上換気量が50%以上も低下する状態を「低呼吸状態」と呼びます。 1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせたものを「無呼吸・低呼吸指数」と呼びますが、この「無呼吸・低呼吸指数」が5以上かつ日中の過眠などの症候を伴うのが〔睡眠時無呼吸症候群〕です。 たとえば、睡眠中の1時間に無呼吸状態が5回以上あり、かつ日中に過眠症状がある場合には、〔睡眠時無呼吸症候群〕ということになります。〔睡眠時無呼吸症候群〕には三つのタイプがあります。 当サイトでは睡眠中に起こる呼吸障害を便宜上〔睡眠時呼吸障害〕と呼ぶことにしていますが、これには〔睡眠時無呼吸症候群〕以外にも次に示すようないくつかの種類が含まれています。 |
睡眠関連呼吸障害の種類 |
睡眠時無呼吸症候群 | 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 |
最も多い無呼吸症候群で、ひどいいびきや呼吸停止が起こる。 |
中枢性睡眠時無呼吸症候群 |
呼吸運動を支配する神経機構に問題があり、呼吸運動が減弱停止する。 |
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混合型睡眠時無呼吸症候群 |
閉塞性と中枢性の両方を伴うもの。 |
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上気道抵抗症候群 |
無呼吸症状はないが上気道の抵抗で呼吸努力が必要。 |
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睡眠関連低換気・低酸素血症候群 |
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身体疾患による睡眠関連低換気・低酸素血症 |
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特定不能の睡眠時無呼吸・睡眠関連呼吸障害 |
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