基本分野選択:HOME健康・医療館 現在:PC版スマホ版へ移動 今日の運勢館おすすめカラオケ愛唱館
sentofu体の病気心の病気医療技術医薬品健康増進栄養成分健康食品全身美容保険介護健康用語nullサイト情報


 
体の病気体の病気全般心臓・血管脳・神経呼吸器消化器内分泌・代謝腎臓・泌尿器骨・関節・筋肉血液・造血器皮膚目
耳鼻歯・口腔アレルギー膠原病感染症中毒がん女性の病気男性の病気子供の病気生活習慣病  
体の病気
 

信号様式GIFアニメ アマゾン 信号様式GIFアニメ

 

〔慢性リンパ性白血病(CLL)〕

 骨の中心部にある骨髄では、白血球、赤血球、血小板という三要素からなる血液細胞が作られます。

 この内、白血球には、顆粒球、リンパ球、単球とがあります。

 本来、骨髄ではやがて成熟した血液細胞となるべき血液幹細胞(造血幹細胞)と呼ばれる未成熟細胞が作られます。


 この血液幹細胞は、「骨髄系幹細胞」または「リンパ球系幹細胞」になります。

 リンパ系幹細胞は成熟して、白血球の中のリンパ球となりますが、リンパ球には、成熟して形質細胞となるB細胞やNK細胞、T細胞があります。

 ところが、何らかの原因で骨髄や体内を流れる血液中に、全く機能をもたないが形態的には正常リンパ球と区別のつかない成熟リンパ球が、リンパ節で腫瘍化して、血中に増加し、全身の諸臓器に浸潤することがあります。

 このように、腫瘍化し分化・成熟能のないリンパ系の白血球が末梢血中にゆるやかに増殖する病気が、〔リンパ性白血病(CLL)〕です。

 〔慢性リンパ性白血病〕では、全く機能しない白血病細胞が、リンパ節や骨髄、脾臓などでゆっくりと増殖、蓄積しますが、初期段階では自覚症状はなく、健康診断などで偶発的に発見されるのがほとんどです。

 がんがかなり進行してくると、リンパ節や脾臓、肝臓の腫れが認められるようになります。骨髄は白血病細胞で占拠され正常細胞が産生されなくなるために、細菌や真菌、ウイルスなどに感染し、これに伴う感染症症状が出てきます。