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〔反復性過眠症〕

 〔反復性過眠症〕は〔周期性傾眠症〕とも呼ばれる非常に珍しい〔睡眠障害〕のひとつです。

 普段は健常者と何ら変わることのない日常生活を送りますが、1年に数回程度~もう少し頻繁に、ある日突然、非常に強い眠気に襲われるようになります。

 かなりの日数のあいだ毎日16~18時間も眠ってしまうようになります。


 このような時期は「傾眠期」と呼ばれていて昼夜を問わず過眠状態が続き、常に意識朦朧の状態となります。

 すぐに眠り込んでしまい勝ちで、睡眠中は強い刺激には多少反応するものの、その反応はとても鈍く注意力も集中力も持続しません。

 傾眠期にも食事や排泄行為はでき人と話すこともありますが、その間の記憶はほとんど残らないか、まったく残らないのが普通です。

 このような傾眠期が3日~3週間ほど続いた後、自然に症状がなくなり回復しますが、何日~何週間かすると、また不定期に傾眠期がやってきて、同様な症状が繰り返されます。傾眠期と次の傾眠期の間は、普通の日常生活を送ることができるけれど、傾眠期になると過食症状や攻撃性が高まりイライラしやすくなる人もいます。

 この病気は10代~20代前半期に発症する場合が多く、男性の方が女性よりも発病率が高いとされています。この病気が発症する原因もその機序もほとんど分かっていませんが、風邪などでの急性の発熱や強いストレス、疲労、深酒などに誘発されることが多いともいわれます。

 発病原因が分からないために現時点では治療方法は確立されておりません。

 なお、この障害の亜型として、〔クライネ・レビン症候群〕と〔月経関連過眠症〕の二つがあります。

反復性過眠症の亜型
クライネ・レビン症候群  傾眠期に、食欲が異常に亢進するパターン。
月経関連過眠症  月経直前から傾眠期に入り、月経が終わると症状が回復するパターン。


反復性過眠症はどんな病気ですか? ◆〔反復性過眠症〕とは、一体どんな病気なのかご説明します。
反復性過眠症は
どんな病気ですか?

 〔反復性過眠症〕は〔周期性傾眠症〕とも呼ばれる非常に珍しい病気であり、通常は10代~20代前半期に発症する睡眠障害のひとつです。女性よりも男性の方が発症率が高くい傾向にあります。

 普段は特に問題もなく日常生活を続けている人が、ある日突然に非常に強い眠気に襲われるようになり、それ以降数日~数週間のあいだ毎日16~18時間も眠ってしまいます。

 このようなすぐ眠り込んでしまう時期を「傾眠期」と呼び、この傾眠期の時期には昼夜を問わず過眠状態が続きます。傾眠期と次の傾眠期の間は、普通の日常生活を送ることができますが、傾眠期になると過食症状や攻撃性が高まりイライラしやすくなったりします。

 一定期間が過ぎると、何事も無かったかのように症状が改善し、普通の生活が送れるようになりますが、しばらくするとまた傾眠期がやってきます。傾眠期にも食事や排泄行為はでき、人と話すこともありますが、その間の記憶はほとんど残らないか、まったく残らないのが普通です。


反復性過眠症はどんな症状ですか? ◆〔反復性過眠症〕の症状をご説明します。
反復性過眠症の症状

 傾眠期には、昼夜を問わず過眠状態が続き、毎日16~18時間も眠ってしまうようになります。この間、すぐに眠り込んでしまうようになり常に意識朦朧の状態がつづきます。睡眠中に強い刺激があれば多少反応しますが、その反応は鈍いもので注意力も集中力も持続することはありません。

 傾眠期にも食事や排泄行為はでき、人と話すこともありますが、その間の記憶はほとんど、あるいはまったく残りません。

 このような傾眠期が3日~3週間ほど続いた後、自然に症状がなくなり回復し、普通の日常生活を送ることができるようになります。しかし、しばらくすると、また不定期に傾眠期がやってきて、同様な症状が繰り返されます。

 この病気の亜型として、〔クライネ・レビン症候群〕と〔月経関連過眠症〕の二つが知られています。

反復性過眠症の亜型障害
クライネ・レビン症候群  クライネ・レビン症候群は、傾眠期に著しい食欲や性欲が亢進する場合の反復性過眠症です。

 傾眠期には、過食症状や性欲亢進が見られたり、イライラ感や攻撃性が強まったり奇妙な行動や幻覚など特徴的な異常行動をするようになります。

月経関連過眠症  月経関連過眠症は、傾眠期が月経の1週間ほど前から始まり、月経時になると急速に症状が治まり、月経終了時になると通常の状態に戻る反復性過眠症です。このように過眠症が月経周期と同期して繰り返されます。



反復性過眠症の原因は何ですか? ◆〔反復性過眠症〕の原因や発症の仕組みをご説明します。
反復性過眠症の原因

 この病気は、非常に稀な病気であるために病態に関する研究は進んでおらず、発症原因はほとんど解明されていません。

 間脳下垂体系の機能に異常があるために、傾眠期になると覚醒物質であるオレキシンの髄液中濃度低下が見られるとの報告もありますが、未だ研究段階であり病気の原因と特定されてはいません。

 しかし、風邪などでの急性の発熱や強いストレス、疲労、深酒などに誘発されることが多いとされています。


反復性過眠症の診断はどうなりますか? ◆〔反復性過眠症〕の検査方法や診断方法をご説明します。
反復性過眠症の診断

 反復性過眠症の症状の項で示したような、傾眠期と呼ばれる典型的な過眠症状が反復的に現われるかにより診断されます。

 ICSD-2での診断基準は次のようになっています。

反復性過眠症の診断基準
傾眠期の反復  2日から4週間持続する過度の傾眠期が反復する。

発現頻度  少なくても1年に1回は、傾眠期が発現する。

通常時の状態  傾眠期と傾眠期の間では、注意力、認知機能および行動に異常が認められない。

他の原因がない  過眠の症状は、他の睡眠障害、内科疾患、神経性疾患、精神疾患、薬物の服用、薬物乱用などで説明することができない。



反復性過眠症の治療はどうやりますか? ◆〔反復性過眠症〕の治療方法をご説明します。
反復性過眠症の治療

 〔反復性過眠症〕の根本的な原因や機序は解明されていないため、現段階では治療方法は確立されておりません。

 この病気は一旦傾眠期に入ってしまうと、症状を中断させることは実際上不可能な病気です。従って、反復性の病気ですからできるだけ次の傾眠期に入らないようにすることが重要となります。

 ストレスが発症誘引となることがあるため対症療法として、「リチウム」や「気分安定薬」が有効に作用することがあるとされています。また、家族をはじめ周囲の人たちの理解や協力が重要です。

 〔月経関連過眠症〕の場合には、月経周期と連動することから、ホルモンのアンバランスが原因となっている可能性があると考えられていて、経口避妊薬の使用によって症状が改善することがあるとされています。