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〔通所介護(デイサービス)〕

 
 通所介護とは、「デイサービス」とか「通所介護事業」「日帰り介護」などとも呼ばれるサービスです。

 在宅の要介護高齢者などをデイサービスセンターなどの施設に通所させて、入浴や食事を提供するとともに、レクレーションや機能訓練などの日常生活上のケアを提供するサービス事業です。


 デイサービスの対象者は、通常は、要介護状態となった65歳以上の人を指します。

 しかし、介護保険法施行令第2条で定める特殊疾病により要介護状態になった40才以上の方も対象となります。

 デイサービス(日帰り介護)は、一般に高齢者用サービスとして認識されていますが、障害者の施設における生活支援をも指しています。デイサービスには、お年寄りの在宅生活を支援する重要な役割も持っています。

 お年寄りにとって、日々の生活を活き活きと、前向きに過ごすことは大切なことですが、何らかの障害を持つお年寄りなどは、家に閉じこもり勝ちになったり、家族にとっても、留守中のことが不安となり外出が出来にくくなったりします。

 このような状況になると、お年寄りの心身状況はますます消極的となり衰えもして、活き活きした生活を送る意欲も低下してしまいます。家族にとっても介護は何かと負担となり、お年寄りと介護者との人間関係にも問題が生じてくることもあります。

 起こるかもしれない深刻な状況を回避し、改善する目的を持つひとつがデイサービスで、お年寄りに活き活きと過ごせる機会を与えてくれるのです。

通所介護のサービス内容 ◆〔通所介護のサービス内容〕についてご説明します。
通所介護のサービス

 デイサービスセンターでは、入浴や食事をはじめとする日常生活のサービスのほか、介護やリハビリをしてもらえます。

 また、仲間をつくりレクリエーションや趣味に参加することもできるので、家庭に閉じこもっていれば沈みがちなお年寄りが、生きがいを持てるようになります。

 デイサービスは、お年寄りご本人のためだけでなく、家族の介護負担の軽減などにも効果があります。適切に利用されれば、明るい家庭を築く一助になります。デイサービスセンターにより多少の違いがありますが、一般的なデイサービスの利用方法や内容などをここで示します。

 尚、デイサービスと似た言葉に、「デイケア」がありますが、こちらは、「日帰り療養」とか「通所リハビリ」などとも呼ばれ、施設における日帰り療養サービスを指しています。

デイサービスの利用方法
送迎  歩行等が不自由な人でも安心して通所できるよう、設備の整った専用の送迎用の車で、ご自宅とセンターの間を送迎してくれます。

健康状態の確認  血圧測定や体重の増減など、日常的な健康状態をチェックして、デイケアセンターを利用されるお年寄りの健康管理を支援します。

介護サービス  我が家と同様に気兼ねなく楽しく過ごせるよう、センター内での移動や排泄などをセンターの職員が親身になって介助してくれます。

機能訓練など  センター内に設けられた平行棒などでの歩行訓練などの簡単で楽しい訓練施設で、遊び楽しみながら、衰えかけている手足などの運動機能の向上を支援します。

給食サービス  健康とおいしさを両立できるよう考慮した、高齢の方向きのメニューによる食事サービスを受けられます。

入浴サービス  自宅では介護者にとってもとても負担の大きい入浴を、手すり付きの浴槽や車椅子のまま入れる浴槽なども完備した安心安全な入浴施設を利用して、ゆっくりして楽しい入浴を受けられます。

生活指導  お年寄りと同居されているご家族を対象に、より暮らしやすい毎日のための様々なご相談に応じた生活指導をしてくれます。



介護予防通所介護費・通所介護費 ◆〔介護予防通所介護費・通所介護費〕についてご説明します。
通所介護費用

 サービスの単位を金額に換算するには、標準では「1単位=10円」で換算しますが、この換算レートは地域により数%変動します。首都圏などではちょっと高くなります。このレートの詳細は「介護費用換算レート」のページで見ることができます。

 この金額は、サービス全体の費用ですが、利用者が支払うのはその1割だけで、残り9割は介護保険より事業者へ支払われます。

介護予防通所介護費

 介護予防通所介護費は、要支援ランク1、2の人に対しての通所での介護費用です。基本的に本格的な介護が必要とならないよう予防するための介護予防介護です。

 介護予防通所介護の費用は単位数で表示していますが、要支援ランクおよび各種加算項目の追加により単位数は異なります。

介護予防通所介護費用
要支援ランク サービス単位 備 考
要支援1 2226単位 ・1か月あたりの費用で、入浴・送迎を含みます。
・アクティビティ実施加算:81単位
・運動器機能加算:225単位
・栄養改善加算:100単位
・口腔機能向上加算:100単位

要支援2 4353単位

通所介護費

 通所介護費は、要介護ランク1~5の人に対しての通所による介護の費用です。基本的に要介護のランクにより通所介護費用は設定されています。

 通所介護の費用は単位数で表示していますが、要介護ランクおよび各種加算項目の追加により単位数は異なります。

通所介護費用
要介護ランク サービス単位 備 考
要介護1 677単位 ・1日あたりの費用です。6時間以上・8時間未満で送迎を含みます。
・個別機能訓練加算:27単位
・入浴介助加算:50単位
・若年性認知症ケア加算:60単位
・栄養マネジメント加算(月2回まで3か月):1回100単位
・口腔機能向上加算(月2回まで3か月):1回100単位
要介護2 789単位
要介護3 901単位
要介護4 1013単位
要介護5 1125単位

療養通所介護費

 療養通所介護は、難病あるいは末期がんの患者に対する通所介護サービスで、1事業所あたり定員5人までが利用できます。

 医療機関や訪問看護ステーションと連携して、医療ニーズに対応しますが、一般通所介護より割高となります。

療養通所介護費用
要介護ランク サービス単位 備 考
難病あるいは末期がん患者 1000単位 3時間以上6時間未満
1500単位 6時間以上8時間未満