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心の病気

不規則型睡眠・覚醒パターン


 人間の睡眠は、基本的には概日リズムと呼ばれる自然で本能的なリズムによって一日25時間ほどの周期で管理されています。

 地球の自転に基づく24時間のリズムとの間にギャップがあります。

 しかし、人間は朝の強力な日光を浴びることで、今が朝であると認識しこのリズムをリセットしています。


 健常者であれば、毎日ほぼ同じ時刻に目覚め、昼間の活動を行い、夜になるとまた一定の時刻には就寝します。

 ところが、この概日リズムがうまく機能しなくて、睡眠と覚醒の衝動が昼夜かまわず現われてしまい、一日に3回以上も睡眠をとるような不規則な睡眠・覚醒を繰り返す人たちがいます。

 〔不規則型睡眠・覚醒パターン〕とは、〔概日リズム睡眠障害〕のひとつであり、毎日の睡眠が分断化され、一日に3回以上もの不規則な睡眠を必要とする睡眠障害です。

 この障害は、先天的に脳障害を持つ人や〔脳梗塞〕をはじめとする脳器質に損傷を与えるような身体疾患を患った患者、あるいは認知症などの病気を持つ高齢者に多く発症します。

 特に、このような疾患などを持つ人が社会的に断絶されたような生活環境に置かれると発症しやすいとされています。また、なんらかの身体疾患の治療や療養のために、長期間ベッド生活を強いられている人も同様な傾向があります。

 何らかの脳障害がこの症状の原因である場合、その障害を治療しリハビリに努めることが重要ですが、治療や修正はなかなか困難な面をもっています。〔脳障害〕を持つ人も含めて長期間のベッド生活を続けている患者に対しての基本的な治療法は、毎朝、しっかりとした太陽光を浴びて、一日の始まりをリセットすることにあります。

 日中の行動すべき時間帯には、出来るだけベッドから離れ、軽い運動や散歩などの活動をすることや他人との社会的接触や会話に心がけ、日中の居眠りをしないようにすると効果があります。