基本分野選択:HOME健康・医療館 現在:PC版スマホ版へ移動 今日の運勢館おすすめカラオケ愛唱館
sentofu体の病気心の病気医療技術医薬品健康増進栄養成分健康食品全身美容保険介護健康用語nullサイト情報


心の病気心の病気全般心の病気の分類幼児期・小児期・青年期障害せん妄・痴呆・健忘性障害一般身体疾患による精神障害物質関連障害統合失調症・他の精神病性障害気分障害不安障害身体表現性障害虚偽性障害
解離性障害性障害・性同一性障害摂食障害睡眠障害衝動制御障害適応障害パーソナリティ障害臨床的関与対象状態その他の障害
 
心の病気

 

信号様式GIFアニメ アマゾン 信号様式GIFアニメ

 

〔心の病気〕

◇睡眠障害◇

概日リズム睡眠障害

(睡眠相前進症候群)


 〔睡眠相前進症候群〕は〔概日リズム睡眠障害〕のひとつです。

 慢性的に早寝・早起きの状態が続く障害で、略号では〔ASPS〕と呼ばれています。

 この障害では、毎晩早い時刻に睡魔に襲われ入眠してしまいます。そして、深夜には目覚めてしまって再度入眠できない状態が慢性化します。


 最近では夜10時前に寝る人は少なくなっていますが、仮に7時間睡眠として、夜11時に床に就き、朝6時に起床する人は、日中も快適に過ごせます。

 しかし、〔睡眠相前進症候群〕の人では、夜8時頃になると抗しがたい睡魔に襲われ入眠し、深夜ともいえる午前3時には目覚めてしまい、しかも再び眠ることができません。

 〔睡眠相前進症候群〕は、医学的には生体リズムの過剰な前進による障害とされ、慢性的に入眠時間が前進し早眠となり、しかも覚醒時間も前進して深夜覚醒・再入眠困難な状態となります。この障害は若年者には少なく、40歳前後以降の高齢者に多く見られます。

 一般的に若年者には、どちらかといえば〔睡眠相後退症候群〕の人が多いのに対して、〔睡眠相前進症候群〕を訴える人は高齢者に多くなります。多くの場合、年寄りは早寝・早起きするものだと考えられているともいえます。

 早寝・早起きが慢性化していても、自分自身がそれで悩むこともなく、普通の社会生活にも何の支障もないなら、特に問題ではありません。しかし、この症状のために、自分自身が苦痛を感じたり、社会生活に悪い影響を及ぼすようであれば困ります。

 このような〔概日リズム障害〕の治療では、「光療法」と呼ばれる治療法が有効とされています。この治療法では、就寝前の時間帯に非常に明るい光を浴びる「高照度光照射」を受け、逆に午前中には出来るだけ強い光を浴びないようにサングラスなどで光を遮断します。こうして睡眠相を強制的に後退させることができるのです。