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心の病気

交代勤務睡眠障害

 日中に仕事をし夜間には睡眠をとるという、人間にとって自然なサイクルで生活している多くの人がいる反面、現代社会では交代勤務で就業している多くの人たちもいます。

 このような夜間に働く職種には、コンビニの従業員やタクシードライバー、長距離トラックの運転手、当直医や看護師、消防士、警備員、連続運転工場の作業者など数多くあります。


 このような交代勤務者は、交代制で夜間に働き、朝になってから就寝するような不規則な睡眠パターンを強いられることで、生体リズムが乱れ、心身に様々な好ましくない影響が出てきます。

 不眠症状がでたり、仕事中に強い睡魔が襲ってきて注意力が低下したり、集中できなくなったりするほか、疲労感、倦怠感などと戦わなくてはなりません。

 〔交代勤務睡眠障害〕は〔概日リズム睡眠障害〕のひとつで、交代勤務に就いている人が、不規則な勤務が原因で順調な睡眠をとることが出来ず、不眠やその他の睡眠異常を訴える〔睡眠障害〕です。

 交代勤務には、その業種に併せて二交代制や三交代制などの方法があり、それぞれについていろいろな工夫が行われています。ここでは、交代勤務者が心身の苦痛や負担をできるだけ減らす方法をご紹介しておきます。

交代勤務者の心身の負担を軽減する工夫
シフト数  交代制度には「日勤」「準夜勤」「夜勤」という三交代式と「日勤」「夜勤」という二交代制がありますが、三交代制より二交代制の方が睡眠への影響は少ないとされています。

後退型ローテーション  人間の本来の生体リズムは1日が約25時間なので、「日勤」「準夜勤」「夜勤」のように時間を後退させるようなローテーションがその逆よりも良いです。

アンカー睡眠  アンカー睡眠といって夜勤勤務に入る前に1時間程度の仮眠をとると、勤務中に睡魔に襲われることも少なく作業能率も上がります。

夜勤作業環境  体内時計のリズムは、光の影響を受けて前進したり後退したりします。夜勤時には強い光で明るい環境にしていると生体リズムも仕事に適した状態になり能率も上がります。

夜勤明け  夜勤明けには外の世界は明るくなっていますが、サングラスを掛けて太陽光を避けるようにします。こうすると帰宅後の入眠がしやすくなります。

 寝室は暗くし、日中の光線が入らないようにし、テレビなどの音も遮断して、睡眠環境を整えます。