基本分野選択:HOME健康・医療館 現在:PC版スマホ版へ移動 今日の運勢館おすすめカラオケ愛唱館
sentofu体の病気心の病気医療技術医薬品健康増進栄養成分健康食品全身美容保険介護健康用語nullサイト情報


心の病気心の病気全般心の病気の分類幼児期・小児期・青年期障害せん妄・痴呆・健忘性障害一般身体疾患による精神障害物質関連障害統合失調症・他の精神病性障害気分障害不安障害身体表現性障害虚偽性障害
解離性障害性障害・性同一性障害摂食障害睡眠障害衝動制御障害適応障害パーソナリティ障害臨床的関与対象状態その他の障害
 
心の病気

 

信号様式GIFアニメ アマゾン 信号様式GIFアニメ

 

〔心の病気〕

◇睡眠障害◇

不眠症

(原発性不眠症)


 〔原発性不眠症〕は日常生活で誰にでもあるようなちょっとした出来事やストレスなどを起点として不眠が始まり、そのような起点となった出来事が消滅した後になっても不眠の症状だけが持続してしまう〔不眠症〕です。

 〔原発性不眠症〕は〔不眠症〕の中で最も数多く認められる〔睡眠障害〕で、少なくとも1か月以上にわたって、入眠困難や間欠的な覚醒、早朝覚醒などの症状が続きます。


 実際に発症の起点となる出来事としては、外的環境の変化や興奮するような出来事、循環器系疾患などの病気、心配事や不安、あるいは薬物による興奮などが挙げられます。

 この〔不眠症〕になると、夜間に就寝しようとしても寝付けなくなり、それ以来また眠れないのではないかという不安感が高まります。入眠を極度に意識し、早く眠りたいと焦りすぎるためにますます興奮状態になって寝付けなくなるという悪循環が繰り返されます。

 夜間に十分な睡眠がとれないので昼間の生活においても疲労感が残ります。気力や注意力、集中力が低下するなど悪影響がみられます。

 〔原発性不眠症〕の患者では、夜間に自宅の寝室では寝付けない反面、昼間テレビを観てリラックスしているときや会議中などには自然に居眠りがでてしまうことがしばしばあります。

 また、旅行中や睡眠状態の検査室など自宅以外の場所など非日常的な場面では、夜間でも熟睡できたりします。逆に言えば、自宅の寝室以外ならよく眠れるという場合には、この〔原発性不眠症〕である可能性が高くなります。

 この疾患の治療では、多くの場合に、不眠に対する不安や緊張感を取り去るため精神安定剤や睡眠導入剤などの薬物療法が用いられます。

 最近の睡眠導入剤などは習慣性もなくよく眠れるようになり優れているのですが、患者自身の心理状態としては薬がないと不安で眠れないと考えるようになり、薬剤依存症になる可能性はあります。

 本質的にこの不眠症を治療するには、精神療法により睡眠習慣の見直し指導を受けるのがよいとされています。