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栄養成分

〔基本栄養素〕


 栄養素とは、人体にとって栄養となる成分のことで、体を作る材料や、体を動かすエネルギー源となるもの、およびこれらの物質をサポートしたり体の調子を整える働きをする物質のことをいいます。

 栄養素のうち、蛋白質、糖質、および脂質は「3大栄養素」といわれ、体内に摂取されるといったん分解されてから、吸収・再合成されて、さまざまな役割を果たします。

 このほかに、体の調子を整えたりする栄養素として、ビタミン類やミネラル、食物繊維などがあります。


 3大栄養素にビタミンとミネラルを加えて「5大栄養素」と呼びます。更に、これらに食物繊維を加えて「6大栄養素」と呼ぶこともあります。

 また、通常、栄養素とは呼びませんが、水分も体内での栄養の運搬や化学変化に必要不可欠な要素として非常に重要です。

3大栄養素・5大栄養素・6大栄養素

3大栄養素

 蛋白質+糖質+脂質

5大栄養素

 蛋白質+糖質+脂質+ビタミン+ミネラル

6大栄養素

 蛋白質+糖質+脂質+ビタミン+ミネラル+食物繊維


6大栄養素 ◆〔6大栄養素〕にはどんな特徴や作用があるかご説明します。

蛋白質・アミノ酸

 蛋白質には20種類くらいのアミノ酸から成っていて、筋肉や血液、血管などを作る材料になります。また、酵素やホルモン、免疫物質、神経伝達物質などになるものもあります。

 アミノ酸は体内でも合成されるのですが、大人で8種類、子供では9種類のアミノ酸は体内で合成することができません。そのためこれらは食品から摂取する必要があり、必須アミノ酸と呼ばれています。

 蛋白質は摂取し過ぎると血液の流れを悪くし、不足すると免疫力が低下してしまいます。適度に摂取することがとても大事です。動物性蛋白質はコレステロールを増加させ、大豆などの植物性タンパク質はコレステロールを抑える作用があるので、これらをバランスよく摂取することが重要なのです。

糖質・炭水化物

 穀物や砂糖などの糖質は体や脳が機能するためのエネルギー源となります。糖質は体内に摂取されると、ブドウ糖に分解されエネルギー源となります。エネルギーとして使われなかった残りのブドウ糖はグリコーゲンや脂肪として蓄えられます。

 糖質の摂取量が多すぎると血液中のブドウ糖が増加し、血液がドロドロになってしまいます。この状態が長く続くと糖尿病の原因ともなります。

 糖質には摂取後の吸収が早い単糖類や二糖類と、吸収が遅い多糖類とがあり、血中のブドウ糖濃度が高くなりすぎないように摂取することが必要です。

脂肪・脂肪酸

 食品から摂取した脂質は人体でエネルギー源として使われます。余剰の脂質は中性脂肪として蓄えられ、体力が消耗したときや急激にエネルギーが必要なときに消費されます。

 脂質には、肉やバターなどの飽和脂肪酸と、魚や植物からの不飽和脂肪酸とがあり、これらをバランスよく摂取することが必要です。

ビタミン類

 ビタミンは体を作る材料にはなりませんが、蛋白質、糖質、脂質の代謝を促進する作用があります。体の機能を維持し、心身のバランスを保つ役割を果たします。

ミネラル

 代表的なミネラルは血液のヘモグロビンを作る鉄分や、骨を作るカルシウムなどです。ビタミンとともに三大栄養素の働きを助け、体の機能を調整、強化し、心身のバランスを維持する作用があります。

食物繊維

 食物繊維は食物として摂取されたものの内、消化酵素によって分解されない成分で、水溶性と不溶性とがあります。いずれも腸内環境整え便通をよくする作用があります。コレステロールや老廃物などの排出を促進して動脈硬化や糖尿病、がんなどの予防をします。

 水溶性食物繊維は、果物や海草に多く含まれ、便を軟らかくします。また、不溶性食物繊維は、豆類、穀物、野菜などに多く含まれ、水分を吸収して膨張することで腸の働きを活発にし便通をよくします。