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〔食物繊維とは〕

 食物繊維は、人体の消化酵素では加水分解されない難消化性成分であり、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。

 いずれの食物繊維も、便通をよくすることでコレステロールや老廃物の排出を促進し腸内環境を整えて、動脈硬化や糖尿病、がんを予防する作用があります。

 食物繊維は消化しにくいため、肥満の防止によい効果があります。


 コレステロールを減少させる作用もあるので、動脈硬化の予防にも役立ちます。生活習慣病にも効果があります。

 代表的な食物繊維には、植物中のセルロース、ペクチン、動物中のキチンなどがあります。


食物繊維の種類 ◆〔食物繊維〕の種類についてご説明します。
不溶性食物繊維

 食物繊維の中で水に溶けにくいものが不溶性食物繊維です。植物の細胞壁構成物質で、リグニン、セルロース、ヘミセルロースなど多くの糖が繋がった構造で水に溶けません。不溶性食物繊維は、水分を吸着保持して腸内の有害物質を体外に排出する作用があり、便の容積を増して排便を促進することで、便秘の予防や改善に役立ちます。 (出典:「食品指導の ABC」日本医師会刊)

食物繊維の種類
食物繊維の種類 主な成分 主な起源
セルロース β-D-グルカン 植物性食品一般
ヘミセルロース
(非セルロース多糖)
キシラン
マンナンガラクタン
植物細胞壁
ペクチン(不溶性) ガラクツロナン 未熟野菜、果実
リグニン 芳香族炭化水素 植物性食品一般
キチン ポリグルコサミン 海老、蟹の外皮、茸類の細胞壁

水溶性食物繊維

 食物繊維の中で水に溶けるもの水溶性食物繊維です。これらは植物の細胞の中に貯蔵されたり、植物が分泌する成分に含まれます。化合物の構造的にはやはり、糖が沢山繋がった形をしています。

 水溶性食物繊維は、粘性があり保水性が高いのが特徴で、大腸内で微生物が分解します。便を軟らかくすることによって便通をよくします。糖分の吸収速度を緩やかし、食後の血糖値が急激に上昇しないように抑えるため、糖尿病の予防や改善に効果があります。 (出典:「食品指導の ABC」日本医師会刊)

水溶性食物繊維
分類 主な成分 主な起源
ペクチン ガラクツロナン 野菜、果実
植物ガム ポリウロニド アラビアガム
粘質多糖類 ガラクトマンナン
グルコマンナン
グアーガム種子
コンニャク
海藻多糖類 アルギン酸
カラギーナン
こんぷ、アラメ
紅藻類
化学修飾多糖類 カルボキシメチルセルロース
ポリデイストロース
増粘剤


食物繊維の多い食品 ◆〔食物繊維〕を多く含む食品についてご説明します。
100g中の食物繊維量

 食物の重さに対しての食物繊維の量の順位です。

食物繊維の多い食品:食物重量に対する食物繊維の量の順位
順位 食品名 食物繊維量
1 キクラゲ黒 74.2g
2 干しヒジキ 54.9g
3 干しシイタケ 43.4g
4 乾燥もののカンピョウ 25.8g
5 インゲン豆 19.8g
6 乾燥ものの切り干し大根 17.9g
7 きな粉 17.1g
8 乾燥ものの小豆 16.0g
9 乾燥ものの大豆 15.0g
10 干し柿 10.8g

1日に食べる食物繊維の順位

 1日に実際に食べられる標準的な食物の量に対しての食物繊維の量の順位です。(標準的な食事で実際に摂取できる食物線維量の順位)

食物繊維の量の順位:実際に食べられる食物当たり
順位 食品名 食べる量中食物繊維量g
1 糸引き納豆 50g中4.8g
2 干しソバ 100g中4.7g
3 おから 50g中4.7g
4 甘栗 60g中4.2g
5 インゲン豆 100g中19.8g
6 トウモロコシ 200g中4.0g
7 インゲン豆(乾燥) 20g中4.0g
8 オートミール 50g中3.8g
9 小豆(乾燥) 20g中3.2g
10 ポテトチップ 90g中3.1g