化合物名
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多く含む植物
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主な効用
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セサミノール
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・ごま
・ごま油
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セサミノールは、ごまやごま油に含まれる抗酸化物質で、疲労回復を促がし、髪や肌を活き活きと保ちます。
セサミノールには、老化やがんの原因となる、過酸化脂質や、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の生成を抑制します。
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クエン酸
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・レモン
・グレープフルーツ
・酢
・梅干
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クエン酸は柑橘類に豊富に含まれる酸で、人間の血液中にも一定割合で含まれています。身体に吸収されにくい鉄やカルシウムなどの脂溶性ミネラルを水溶性ミネラルに変えて吸収しやすくします。
また、クエン酸には筋肉内の疲労物質である乳酸を分解して疲労回復を早める作用があります。肩こりや腰痛の予防、回復効果があります。
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エラグ酸
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・赤ラズベリー
・ゲンノショウコ
・ユウカリ
・ヒシ
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エラグ酸はゲンノショウコの葉や茎に含まれる黄色色素成分で、抗酸化作用があります。
エラグ酸は細胞の老化を抑制するのでがんの予防効果があります。また、メラニン抑制作用があり、美白効果があるとされます。
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ギムネマ酸
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・ギムネマ茶
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ギムネマは、ギムネマ・シルベスタと呼ばれるガガイモ科の蔓性植物に含まれる成分です。ギムネマには小腸での糖分の吸収を阻害する作用があり、糖尿病の予防や治療、ダイエットに効果があります。
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核酸
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・サケ
・タラ
・白子
・煮干
・干し海苔
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核酸は動植物の全ての細胞に含まれる成分であり、遺伝に大きな役割を担っている物質です。また、核酸には老化やがんの予防効果があります。
脳や心臓の細胞以外は、常に新陳代謝を繰り返しますが、その際に核酸を消費しています。20歳くらいまでは、十分な核酸が肝臓で産生されますが、高齢になるにつれて、不足してくるので、食品から摂取する必要があります。
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ヒアルロン酸
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・魚の目玉
・フカヒレ
・海藻
・鶏のトサカ
・豚足
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ヒアルロン酸は関節潤液や軟骨に含まれるムコ多糖体と呼ばれるもののひとつで、主に脊椎動物の組織に広く分布しています。特に、皮膚や関節、目に多く含まれています。
ヒアルロンさんには非常に多くの水分を保持する能力があり、関節の柔軟性を保持し、肌のみずみずしさを保ちます。目の硝子体組織の形状を維持する作用もあります。
加齢とともに減少する成分なので、サプリメントや化粧品から摂取することが重要です。
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γ-アミノ酸
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・玄米
・発芽玄米
・ギャバロン茶
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γアミノ酸は、グルタミン酸から合成されるアミノ酸の一種で、GABA(ギャバ)とも呼ばれます。脳の中で多く存在する抑制性神経伝達物質で、脳への酸素供給量を増やし脳細胞を活性化する働きをします。また、精神安定化作用があるとされます。
この成分は玄米に豊富に含まれ、発芽により更に増加します。
γアミノ酸には、血圧降下作用や中性脂肪抑制作用があります。
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クロロフィル
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・ピーマン
・明日葉
・小松菜
・ホウレンソウ
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クロロフィルは葉緑素とも呼ばれ、植物や藻類などに広く含まれる緑色の色素です。植物が炭酸同化作用により二酸化炭素から糖類を合成するときに必要となります。
クロロフィルは、血液中で鉄分と結合してヘモグロビンに変化します。血管への脂肪分の蓄積を妨げ、血液の流れをよくします。
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グルタチオン
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・マダラ・赤貝
・牛レバー
・ホウレンソウ
・ブロッコリー
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グルタチオンは、アミノ酸の一種であり、グルタミン酸とシステイン、グリシンが結合してできています。
グルタチオンは強力な抗酸化作用があり、活性酸素から身体を守り、身体の老化も抑制します。
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グルテンペプチド
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・小麦
・パン
・麺類
・麩
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グルテンペプチドは、小麦特有なたんぱく質である小麦グルテンが、加水分解されてペプチドに変化したものです。
グルテンペプチドでは、鎮痛作用のほか、体温低下作用、血圧低下作用、呼吸の抑制、胃液分泌量の抑制などの効果があります。血糖値や血圧が高い人や潰瘍性疾患に効果があります。
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シスタチン
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・卵
・米
・牛乳
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シスタチンは、米や牛乳、卵などに含まれる成分で、シスタチンα、シスタチンβ、卵白シスタチン、牛乳シスタチンなど非常に多くの種類があります。
シスタチンは、たんぱく質分解酵素の作用を阻害することで感染症を予防します。
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ガングリオシド
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・さつまいも
・母乳
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ガングリオシドは、糖質と脂質が結合した糖脂質のひとつで、母乳などに含まれる生理活性物質です。
脳に多く含まれ、脳の働きを高める生理活性物質として、脳の発達や記憶の形成にも重要な役割を果たしています。脳の老化や認知症の改善に効果があります。
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