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心の病気

ノルアドレナリン


 「ノルアドレナリン」は、シナプス伝達の間にノルアドレナリン作動性ニューロンから放出される神経伝達物質です。

 また、副腎髄質で産生され副腎から血液に放出されるホルモンでもあります。

 この物質は、米国では「ノルエビネフリン」とも呼ばれています。


 ノルアドレナリンは、脳とともに自律神経の交感神経から、昼間、広く分泌され、神経を興奮させる神経伝達物質です。

 強い覚醒力で人間の意識を維持します。不安や恐怖を引き起こしたり、集中力をアップさせたり、記憶を高めたり、積極性を亢進したり、痛みを感じなくするなどの働きをします。

 ノルアドレナリンはアドレナリンと共に、「闘争反応」あるいは「逃避反応」のために、交感神経系に作用します。

 敵に遭遇したとき、敵から身を守るために、交感神経を刺激して、心拍数を増加させ血圧を上昇させ、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉が素早く作動できるようにして、敵に対抗したり、逆に逃避したりします。

 人間は、ストレスを受けると、ノルアドレナリンを増加させ、それに対抗したり、逃避したりするのです。


ノルアドレナリン ◆〔ノルアドレナリン〕の性質や過不足時の影響などを説明します。
ノルアドレナリンの性質  「ノルアドレナリン」は、シナプス伝達の間にノルアドレナリン作動性ニューロンから放出される神経伝達物質です。また、副腎髄質で産生され副腎から血液に放出されるホルモンでもあります。この物質は、米国では「ノルエビネフリン」とも呼ばれています。

ノルアドレナリンの性質、過不足時の影響
ノルアドレナリンの性質  ノルアドレナリンは、脳とともに自律神経の交感神経から、昼間、広く分泌される、神経を興奮させる神経伝達物質です。強い覚醒力で人間の意識を維持します。不安や恐怖を引き起こしたり、集中力をアップさせたり、記憶を高めたり、積極性を亢進したり、痛みを感じなくするなどの働きをします。

 人間は、恐怖や驚愕の体験、ストレスに遭遇すると、青斑核と呼ばれる部位からノルアドレナリンを分泌して、闘争すべきか、逃避すべきかを決めるべき態勢に入ります。ストレス体験を早く終息させるための行動を起こすのです。この意味でノルアドレナリンは、ストレス・ホルモンであり、ストレスを受けると放出されるため「怒りのホルモン」とも呼ばれています。

 ノルアドレナリンはアドレナリンと共に、「闘争反応」あるいは「逃避反応」のために、交感神経系に作用します。

 敵に遭遇したとき、敵から身を守るために、交感神経を刺激して、心拍数を増加させ血圧を上昇させ、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉が素早く作動できるようにして、敵に対抗したり、逆に逃避や逃走したりします。

 人間は、ストレスを受けると、ノルアドレナリンを増加させ、それに対抗したり、逃避・逃走したりするのです。

 一方、長期間にわたり回避不能なストレスに晒されると、やがては無痛覚の状態になり、ストレスを回避する行動を起こさなくなります。この無痛覚の状態は、オピオイド(脳内麻薬物質)の作用によると考えられます。

ノルアドレナリンの不足  ノルアドレナリンが不足すると、無気力、無関心、意欲の低下が起こりやすくなり、うつ病症状を呈するようになります。

ノルアドレナリンの過剰  ノルアドレナリンの放出が過剰になると、不安が高まり不安障害症状を呈したり、躁状態をひき起こします。

 またノルアドレナリンは、血圧上昇や血糖増加の作用があり、過剰な状態が続くと高血圧や糖尿病の要因になる恐れがあります。