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ノルアドレナリン |
「ノルアドレナリン」は、シナプス伝達の間にノルアドレナリン作動性ニューロンから放出される神経伝達物質です。 |
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ノルアドレナリンは、脳とともに自律神経の交感神経から、昼間、広く分泌され、神経を興奮させる神経伝達物質です。 強い覚醒力で人間の意識を維持します。不安や恐怖を引き起こしたり、集中力をアップさせたり、記憶を高めたり、積極性を亢進したり、痛みを感じなくするなどの働きをします。 ノルアドレナリンはアドレナリンと共に、「闘争反応」あるいは「逃避反応」のために、交感神経系に作用します。 敵に遭遇したとき、敵から身を守るために、交感神経を刺激して、心拍数を増加させ血圧を上昇させ、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉が素早く作動できるようにして、敵に対抗したり、逆に逃避したりします。 人間は、ストレスを受けると、ノルアドレナリンを増加させ、それに対抗したり、逃避したりするのです。 |