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アドレナリン |
「アドレナリン」は、延髄の網様体に存在する脳神経系や神経節における神経伝達物質です。 |
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現在、アドレナリンは、生物学分野では世界共通的に使用される言葉ですが、医学分野においては世界共通的にエピネフリンと呼ばれています。 この違いは、この物質を「生体内で合成される生理活性物質」とみるか、「医薬品」とみるかの違いによります。 尚、日本では、2006年4月以降、日本薬局方により「アドレナリン」に統一して呼ばれるようになりました。 アドレナリンは、脳内でノルアドレナリンと混ざって分泌されますが、副腎からも多く分泌される神経伝達物質です。 ノルアドレナリンがどちらかといえば「怒り」に反応して多く分泌されるのに対して、アドレナリンは「恐怖」に対してより多く分泌されます。 |