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心の病気

 

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〔心の病気〕

◇睡眠障害◇

神経伝達物質

(アドレナリン)


 「アドレナリン」は、延髄の網様体に存在する脳神経系や神経節における神経伝達物質です。

 これは、副腎髄質より分泌されるホルモンです。

 この物質は、もともとは英名でアドレナリンと呼ばれていましたが、米名では「エビネフリン」と呼ばれています。


 現在、アドレナリンは、生物学分野では世界共通的に使用される言葉ですが、医学分野においては世界共通的にエピネフリンと呼ばれています。

 この違いは、この物質を「生体内で合成される生理活性物質」とみるか、「医薬品」とみるかの違いによります。

 尚、日本では、2006年4月以降、日本薬局方により「アドレナリン」に統一して呼ばれるようになりました。

 アドレナリンは、脳内でノルアドレナリンと混ざって分泌されますが、副腎からも多く分泌される神経伝達物質です。

 ノルアドレナリンがどちらかといえば「怒り」に反応して多く分泌されるのに対して、アドレナリンは「恐怖」に対してより多く分泌されます。


アドレナリン ◆〔アドレナリン〕の性質や過不足時の影響などをご説明します。
アドレナリンの性質

 アドレナリンは、神経節や脳神経系における神経伝達物質であり、副腎髄質で分泌されるホルモンです。

 この物質は、日本やヨーロッパでは、高峰らの功績を認めて「アドレナリン」と呼ばれますが、米国ではエイベルの主張によりエピネフリンと呼んでいます。

 アドレナリンは、ストレス反応において中心的な役割を担い、血中に放出されると、心拍数や血圧を高めたり瞳孔を開く作用があります。また、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)を高める作用をします。

アドレナリンの性質、過不足時の影響
アドレナリンの性質  アドレナリンは、「闘争」か「逃走」かのホルモンと呼ばれ、闘争して敵から身を守ったり、逆に逃走するかという選択に対するストレス応答を全身の器官に引き起こす作用をします。

 ストレス反応の中心的役割を果たし、血中に放出されると心拍数や血圧を上げ、瞳孔を開き、ブドウ糖の血中濃度(血糖値)を上げる作用などがあります。

アドレナリンによる身体反応
血液供給  闘争か逃走のために、運動器官への血液供給増大を引き起こします。

 ・心筋収縮力の上昇
 ・心、肝、骨格筋の血管拡張
 ・皮膚、粘膜の血管収縮
 ・消化管運動の低下
酸素供給  闘争か逃走のために、呼吸におけるガス交換効率の上昇させます。

 ・気管支平滑筋弛緩

感覚感度  闘争か逃走のために、感覚器官の感度を上げます。

 ・瞳孔散大

痛覚の麻痺  闘争や逃走などのために興奮すると分泌され、そのためなら痛覚を麻痺させ、大きな負傷をしても痛みを感じなくして戦ったり逃げたりします。


アドレナリンの不足  アドレナリンが不足すると、心拍数の低下、血圧低下などのほか、活力が失われ、元気のない状態になります。

アドレナリンの過剰  アドレナリンの分泌が過剰になると、心拍数の上昇や血圧上昇による高血圧、ブドウ糖の血中濃度上昇による糖尿病、脳の興奮による不眠症などの原因となる恐れがあります。