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心の病気

オピオイド


 「オピオイド」は、脳内のオピオイド受容体と親和性を示す化学物質の総称です。

 交感神経系の興奮によって、GABA神経系から分泌される「エンケファリン」や「β-エンドルフィン」などを指しています。

 これらの物質は、「脳内麻薬様物質」とも呼ばれ、アヘンなどの麻薬に極めて近い構造と性質を有しています。


 人間は、長期間回避不能な強烈なストレスに晒され続けると、精神活動や感情が麻痺してしまい、何も感じなくなり闘争することも回避したり逃走したりする意欲をも失ってしまいます。

 こんなとき、脳内に分泌される脳内伝達物質がオピオイドです。

 この物質は、アヘンなどの麻薬類と類似の構造と性質を有していて、アヘンが長期間反復的に投与されたのと同様に、回避不可能なストレスの反復により、受容体の感受性が上昇して禁断症状を招くようになります。生命を危機に至らしめるような身体や心への強烈な刺激なしには生きられなくなるのです。

 この物質は、生物が闘争も逃走も不可能な絶体絶命の状態に追い込まれたと悟ったとき、「最後の安寧」や「最期の救い」の感情をもたらします。大量に分泌されたオピオイドが精神活動を麻痺させることで何も感じなくなり、覚悟を決めて生命を奪われることまでも心静かに受け入れます。


オピオイド ◆〔オピオイド〕の性質と過不足時の影響などをご説明します。
オピオイドの性質 「オピオイド」は、脳内のオピオイド受容体と親和性を示す化学物質の総称であり、「脳内麻薬様物質」とも呼ばれ、アヘンなどの麻薬に極めて近い構造を有しています。

オピオイドの性質、過不足時の影響
オピオイドの性質  長期間にわたり回避不能なストレスに反復的に晒され続けると、脳内オピサイド受容体の感受性が上昇する結果、アヘンなどの麻薬中毒と同様な状態となります。このようなストレスを突然中断すると、禁断症状が発症します。

 その結果、強烈なストレス刺激なしには、我慢できなくなってしまいます。敢えて生命の危険を侵したり、自分の心身を傷つけるようになります。リストカットや車の暴走などの自傷行為を起こします。もうどうなってもいいと自暴自棄になります。

 弱肉強食の世界で、敗者となる者が、戦う事も逃げることもできなくなったとき、オピサイドが大量に分泌されて、精神活動が麻痺し感情も鈍い状態になります。完全な降伏を覚悟し、現実感もなく全てを受け入れます。生物の世界なら、心静かにプレデターの餌食になるのです。

オピオイドの不足  オピオイドの分泌が不足すると、苦痛や痛みを抑制するなどが出来なくなり、音や、光、臭い、色彩などの些細なストレス刺激にも過敏に反応するようになります。

 不安な状態、いらいら症状が高まり、妬みやヒガミ、恨み、被害妄想などの感情を抱きやすくなるともいわれます。

オピオイドの過剰  オピオイドの過剰放出は、大脳辺縁系の扁桃体、海馬などに損傷を与えます。扁桃体に損傷を生じると「恐ろしいもの」や「嫌なもの」に直面しても、避けるような行動をとらなくなります。

 オピオイドの過剰分泌があると、いわゆる「離人症」的な症状を呈します。現実感を喪失し、自分のことを遠くから観察しているような気持ち、自分の手足が消滅したような感触を抱いたりします。