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心の病気

中枢性睡眠時無呼吸症候群

 〔睡眠時無呼吸症候群〕は、〔SAS〕と呼ばれる睡眠障害です。

 睡眠中に「10秒以上続く無呼吸が、一晩に30回以上、もしくは睡眠1時間に平均5回以上起こるもの」をいいます。

 〔睡眠時無呼吸症候群〕には、下記に示す三つの種類がありますが、〔閉塞性睡眠時無呼吸症候群〕が全体の95%ほどを占め、〔中枢性睡眠時無呼吸症候群〕はそれほど多くはありません。


 ・〔閉塞性睡眠時無呼吸症候群〕
 ・〔中枢性睡眠時無呼吸症候群〕
 ・〔混合型睡眠時無呼吸症候群〕

 〔閉塞性睡眠時無呼吸症候群〕では、睡眠中に上気道が閉塞気味になり呼吸ができなくなるのが原因ですが、〔中枢性睡眠時無呼吸症候群〕は、呼吸中枢の障害により呼吸運動が消失してしまうタイプです。

 夜間睡眠時に反復して無呼吸症状や呼吸低下が出現すると、慢性的に夜間での熟睡ができなくなり、朝の起床時の爽快感が乏しくなったり、日中での強い睡魔や全身倦怠感に悩まされることになり、社会生活にもいろいろな支障が出てきます。

 〔中枢性睡眠時無呼吸症候群〕では、脳幹での二酸化炭素量の変化に対する感受性が鈍くなっていることが直接的な原因と考えられています。

 このような脳幹の機能障害をもたらす主な原因には脳腫瘍や脳血管障害などの〔脳疾患〕、虚血性心疾患や重症心不全などの〔心疾患〕および〔脳の外傷〕などがあります。これらの原因疾患により、呼吸中枢に障害が起こり呼吸運動が消失してしまうのです。

 この疾患があると〔肥満〕や〔高血圧症〕〔高脂血症〕〔不整脈〕〔多血症〕〔虚血性心疾患〕〔脳血管障害〕〔糖尿病〕〔動脈硬化性疾患〕などの合併症が起こりやすいとされています。

 この疾患の治療では、原因となっている〔脳疾患〕や〔心疾患〕などの治療が必要です。この他の本格的な治療法もいろいろありますが、それらの詳細については、〔睡眠時無呼吸症候群〕のページを参照して下さい。