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健康食品

〔ギー〕

ギー クレームラフィネ サワークリーム 馬乳酒 腐乳

 ギーは、インドやアフガニスタンなどの国で古来より伝わるインド料理には欠かすことのできない乳脂肪製品です。

 ネパールでは「ギウ」、アフガニスタンでは「ローガネ・ザルド」とも呼ばれる食品です。

 ギーはバターと似ていますが、牛乳を発酵させてから攪拌させることで、独特の風味を産み出すことが特色です。



 普通の溶かしバターとの決定的違いは、バターより軽く、独特の香ばしい匂いがすることです。

 ギーは、インドを代表するダル・カレーや炒め物、お菓子作りに使うほか、炊いた白飯に混ぜたり、焼きたてのチャパティやナーンに塗って食べたりします。
 インドではギーは食用に用いられるほか、宗教儀式に欠かせない存在です。

 インドの伝統的学問であるアーユルヴェーダでは、病気に罹りにくい心身を作り、病気を予防し、健康を維持する「予防医学」を基本的思想としていますが、それを念頭においた料理にギーは不可欠なのです。

原産地・歴史 ◆〔酪農製品系〕の原産地や歴史をご説明します。。
酪農製品系の原産地・歴史  ギーは、インドやアフガニスタンなどの国で古来より伝わるインド料理には欠かすことのできない乳脂肪製品です。ギーの語源はサンスクリット語で「ふりかけられた」を意味する「グルタ」という言葉とされ、ネパールでは「ギウ」、アフガニスタンでは「ローガネ・ザルド」とも呼ばれています。

 ギーは健康の油として、カレー料理をはじめ非常に広く多くの料理、揚げ物、あるいはお菓子に用いられます。

 インドから中近東、アフリカにいたる広大な地域では、ギーに似た澄ましバターが食用として用いられてきましたが、古代メソポタミアでは、すでにに同様な澄ましバターが存在したともいわれます。

アーユルヴェーダ  インドに伝わる伝統的な学問に、五千年以上の歴史をもつアーユルヴェーダというものがあります。アーユルはサンスクリット語で「生命」を意味し、ヴェーダは「知識」を意味する言葉ですが、現代風に言えば、アーユルヴェーダは医学・生命科学・生活の知恵・宗教的・哲学的概念など広大な意味を有する言葉です。インド占星術などとも深い関係を持っていて、やや不気味な意味合いもあります。

 アーユルヴェーダにおける健康についての基本的な考え方は、「予防医学」という思想にあるとされます。アーユルヴェーダでは、心身の状態、人の行い、取り巻く環境などすべてを含めて、全体として調和がとれていることが健康の基本だと考えます。

 アーユルヴェーダでは、病気に罹ってしまってから病気を治療するのではなく、病気に罹りにくい心身を作ることが重要とされます。すべてのことを、病気を予防し、健康を維持することに集中します。

 更に具体的には、「ドーシャ(元素)」のバランスが取れていて、各「ダートゥ(肉体の構成要素」がきちんと機能し、不快な状態がないことが健康の条件となります。

 ギーは簡単にいえば、バターから不純物を完全に取り除いた純粋な乳脂肪です。アーユルヴェーダでは、すべての油の中で、ギーを特に上質な脂肪として調理に使います。ギーは消化がよく、他の食材の持ち味を活かす力を備えているからです。

 ギーは純粋であるが故に、燃やすと綺麗な青い炎をだしながら完全燃焼し燃えカスを出しません。健康によいとされるオリーブ油やゴマ油などよりももっと純粋だとされているのです。

 ギーは、アーユルヴェーダの儀式には欠かせない存在で、しばしば神々に捧げられますし、ギーへの賛歌が存在します。

ギーの作り方  無塩バターがあれば、手軽に自家製のギーを作ることができます。ここでは、自家製ギーの製造方法をご紹介します。

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自家製ギーの作り方
ステップ1  厚手の鍋に無塩バターを入れ火にかけます。

バターが沸騰してきたらそのまま弱火にして煮詰めます。

ステップ2  しばらくすると白い泡が出てきますがそのままに煮詰め続けます。この泡には薬用成分が含まれているので捨てないでください。

 底の方には沈殿物が貯まってきます。

ステップ3  やがて、バターは、泡が細かくなり黄金色に色づきます。

 ポップコーンのような甘い香りがしてきたら火を止めます。

ステップ4  目の細かいザル漉し器で漉しながら、蓋付きのガラスビンかステンレスの保存容器に詰めます。

 しっかりふたをして出来上がりです。

保管  冷蔵庫に入れるか、涼しい場所で保管します。約1か月くらいは保存がききます。



主な栄養成分 ◆〔酪農製品系〕の主な栄養成分についてご説明します。
酪農製品系の主な栄養成分  本場のギーは、多くの動物の乳から作られます。牛乳・水牛乳・山羊乳・羊乳・馬乳・らくだ乳などから作られますが、ときには人間のオッパイからも作られます。

 バターは腐ることがありますが、ギーは動物のミルクからとれる純粋な脂肪分であり、水分やたんぱく質も含まないので腐りません。永遠の真理にたとえられるほどです。


主な効能・効用 ◆〔酪農製品系〕の主な効用・効能についてご説明します。
酪農製品系の主な効用・効能  アーユルヴェーダでは、ギーや食用としてだけでなく、薬用としても用いられます。ストレスで不眠症になる人は夜寝る前に、カップで暖めたミルクに大匙1杯ほどのギーを加えて飲むと、精神が落ち着いてぐっすりと眠れるとされています。

 ギーは、精力・体力・活力・消化力を高め、身体を柔軟にする作用があるとのことです。解毒作用、慢性的な熱病によく、声と顔色をよくし、疲れをとる、頭痛や耳の痛みを癒し、特に冷性によいとされます。

 人間の母乳から作ったギーは眼病に効くといいますが、どうやってギーをつくるほど大量の母乳を集めるのかちょっと心配です。。。

 ギーを摂取しても、コレステロールを増やしたり脂肪分の摂りすぎになることはないそうです。また、適量を摂取すれば、アーユルヴェーダでいうところの生命力の素であるオージャス(活気)の状態となるそうです。

 食物と一緒に摂ると、アグニ(消化の火)を刺激し、消化力を高めます。(簡単にいえば消化器官の働きを活発にし消化をよくするということ)。胃炎・潰瘍・肝炎などの消化器疾患に効果があるとされています。

 バターと同じように料理に使ったり、パンをトーストして塗ったり、ミルクにたらしたり、ご飯にかけて食べるのも良いでしょう。

 ギーを食べたり、ギーでマッサージすると、血液やリンパの流れを整え、便秘を解消するとされます。

 傷の治りを促す効能があり、少量を傷口に塗ります。目が疲れたとき、まぶたに塗ると疲れがとれます。

 最近、テレビでギーを使って目の疲れを治療する方法が放映されたりしています。「ネートラ・タルパナ」と呼ばれる方法ですが、次のように行います。パソコン疲れの目やドライアイに効果がありそうですが、自己流では危険性もあるので、実際に行うにはプロの手が必要です。

ネートラ・タルパナの方法
目の周囲の土手作り  仰向けに寝て、粘土状にした小麦粉で目の周囲に土手を作ります。

ギーを注ぐ  目の周囲の土手の端から、目の上に適温にまで冷ましたギーを注ぎます。

眼球運動  ギーの中でゆっくりと目を開き、そのまま眼球を動かします。開閉を何度もゆっくりと行ないます。



風作用・注意点 ◆〔酪農製品系〕の副作用や注意点についてご説明します。
酪農製品系の副作用や注意点  ギーの使用でアレルギー反応を起こしたりという報告はありませんが、牛乳などにアレルギーがある人は慎重に使った方がよいかも知れません。


料理のコツ ◆〔酪農製品系〕の料理のコツをご説明します。
酪農製品系の料理のコツ  ギーを使って、天ぷらや野菜炒めを作ったり、カレー料理にいれたり、あるいはマカロニやスパゲッティを炒めるときに使ったり、ビーフシチューなどの煮込み料理に入れたりさまざまな利用法があります。ギーを使っていろいろな料理を楽しむことができます。以下に料理の一例をご紹介します。

ギーを使った料理
天婦羅  ギーは、純粋な脂肪なので油特有のいやな匂いもなく、揚げ油の嫌いな人でも大丈夫です。

野菜いため  野菜炒めに用いると、熱した鍋にギーを入れても泡立ちせず、匂いもなく美味しく仕上がります。

みそ汁  味噌汁の中にギーを入れるものよい考えです。純粋な脂肪なのでにおいもなく、美味しく栄養価も高い味噌汁となります。

カレー料理及びカレー汁  ガレー料理にギーを入れるとカレーの風味をこわすこともなく、美味しくなります。