旨味効果
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かつお節の旨味効果の主役であるイノシン酸は、日本料理を代表する三大旨味成分の一つです。三大旨味成分とは、かつお節のイノシンさん、昆布のグルタミン酸、そして椎茸のグアニル酸をいいます。
鰹節にはイノシン酸が豊富に含まれ、深い味わいを醸し出します。
これら三つの旨味成分を上手に組み合わせることで料理が一段と美味しくなります。お醤油にもグルタミン酸が含まれているので、鰹節にお醤油を少しかけるだけで味わいが深くなります。
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疲労回復
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かつお節の含まれる鰹節ペプチドには疲労回復効果や集中力アップの効果があります。
体内でエネルギーを作り出す過程で水素イオンが発生しますが、これが蓄積すると疲労状態となり新たなエネルギーが作り出せなくなります。かつお節のペプチドはkの蓄積した水素イオンを除去してくれるほか、疲労物質、乳酸を分解する酵素を活性化する効果もあり、疲労回復が促進されるのです。
神経細胞ニューロンに蓄積した水素イオンを除去してくれるので、神経伝達が順調に行われ、集中力や思考力が高まります。
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血圧降下作用
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かつお節のペプチドには、血管の詰まりを溶かし血管を広げる作用があり、血行が良くなります。これにより血圧降下ができ高血圧予防に効果があります。心臓病や脳卒中などの予防にもつながります。
また、カリウムはナトリウム(塩分)を体外へ排出する効果があるので、摂りすぎた塩分のために血管が縮むのを抑制する作用があります。
料理にかつお節を使うことで、味付けを薄くすることができるため、結果的に減塩することができます。
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新陳代謝促進
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イノシン酸は、細胞を活性化させる成分が酵素によって分解された成分であり、細胞の活性化には欠かせない成分です。新陳代謝を促進します。
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骨を丈夫に
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鰹節には、カルシウムやリン、ビタミンDがバランスよく含まれています。ビタミンDはカルシウムに作用して骨を作るのを促進します。お年寄りや成長期のお子様に骨の形成や促進に効果があります。
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頭の発育促進
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カツオなどの青魚に多く含まれるDHAは、知能の発育効果があり、記憶力や新しい事を学ぶ力などを育成します。
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若返り
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かつお節に含まれるイノシン酸は、全身の細胞を活性化させる重要な栄養素で、細胞内でDNAを結合する物質、アデニンやグアニンの原料となります。
イノシン酸が不足すると新しいDNAが作れなくなり、新しい細胞が生れず身体の老化が進行してしまいます。かつお節には老化防止の効果があるのです。
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脂肪の燃焼促進
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ヒスチジンが脂肪の燃焼を促進します。
かつお節のペプチドは、アミノ酸のヒスチジンとアラニンが結合したもので、ヒスチジンを多く摂取すれば、熱産生が活発となり、脂肪の消費が増加します。これにより脂肪分解酵素リパーゼが活性化して、中性脂肪を遊離脂肪酸に分解してくれます。
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