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栄養成分

〔生活と活性酸素〕


 体内に病原体が侵入してくると、大量の活性酸素が発生して、病原体を攻撃し生体を守る重要な役割を果たしてくれます。

 体に怪我をして切り傷やすり傷ができると、活性酸素が発生して病原体から体を守ってくれます。

 口内炎や歯肉炎などの炎症が起きたときも同様です。

 しかし、活性酸素が多量に発生しすぎると、今度はヒトの体を攻撃してしまいます。



 活性酸素を発生させる大きな要因には、上記のような病原体から体を守ろうとする場合だけではありません。

 活性酸素を発生させやすい主な原因には、太陽からやってくる紫外線、生活の中でのさまざまなストレス、飲酒や喫煙などがあります。

 これらのことが活性酸素を発生させやすい生活となるのです。

 逆にいえば、活性酸素を発生させない理想てきな生活とは、次のようなものとなります。

・しっかりと紫外線対策をし、できるだけ直射日光を浴びることなく、ストレスの少ない静かな生活を送ること。  更に

・飲酒をひかえ目にし、禁煙して、しかも、極度に激しいスポーツは止めほどほどにすること。


活性酸素の発生原因 ◆〔活性酸素の発生原因〕と生活上での防御策についてご説明します。
怪我による病原体侵入

 病気や怪我があると、活性酸素が発生して、侵入してくる病原体を撃退する作用を果たします。たとえば、転んで擦り傷を作ったり、ナイフで切り傷を作るなどの怪我でも活性酸素は発生しますし、口内炎や歯肉炎、あるいは胃炎などの病気でも活性酸素は発生します。

 活性酸素が大量に発生する状態が続くと、ヒトの体をも攻撃してしまうので、病気や怪我を早期に治すことが重要になります。

紫外線

 日光がなければヒトは生きていけません。しかし、日光に含まれる紫外線は、多量の活性酸素を発生させて、シミやシワの原因となるばかりか、皮膚がんの原因ともなります。日光は必要ではあっても、浴びすぎると非常に危険なものとなるのです。

 できれば、顔や手足など直接的に太陽光を浴びる部分の露出を避け、それができない部位には日焼け止めクリームなどをつけるとよいです。特に必要がなければ日光浴は止め、まして海水浴で真夏の日光を長時間浴びるようなことは止めましょう。

ストレス

 ストレスも活性酸素を発生させる大きな要因だとされています。ストレスを受けると、一時的に体の一部での血液の流れが滞り、そこから先へ血液が流れなくなり酸欠状態となる「虚血」という現象が起こります。

 続いて、今度は「再灌流」といって、血流が元通りに回復する現象が起こります。このような現象を「虚血-再灌流」といい、大量の活性酸素が発生するのです。

 激しいストレスを受けないようにしたり、ストレスを貯め込まないようにすることが大切です。

飲酒・喫煙・運動

 飲酒や喫煙も重要な原因となります。特に、喫煙は身体へ大きなストレスを与えるばかりか、タバコの煙には活性酸素が含まれています。

 アルコールはタバコほど危険ではありませんが、アルコールが肝臓で代謝され、無害な物質に変化するときにも活性酸素を発生します。

 激しいスポーツや重労働も活性酸素を発生させる要因となります。エネルギー消費量が増えると、酸素消費量も増加し、同時に活性酸素の発生量も増えるのです。

 結局、深酒しない、禁煙する、激しい運動はほどほどにする、などの生活習慣が重要だということになります。

環境因子

 残念なことに、地球を取り巻くオゾン層の破壊が進み、オゾンホールができるなどで、強烈な直射日光が地上に降り注ぎ、活性酸素の発生を促進しています。また、ゴミ焼却などによって、ダイオキシンなどが発生し、体内に活性酸素を発生させる要因となっています。

 このような環境因子は個人的な努力で防ぎようもありませんが、できるだけ、活性酸素を発生させるような環境下にいかないことも重要です。