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〔ドクダミ〕

薬草類とは 朝鮮人参 ドクダミ

ドクダミの写真 
(出典:フリー百科事典「ウィキペディア」) 
 ドクダミは、ドクダミ科ドクダミ属の多年草です。別名で「毒溜め」とか「魚腥草(ぎょせいそう)」などとも呼ばれます。

 ドクダミは古来より薬草として愛用されてきました。どこにでもある多年草ですが、その生命力にはもの凄いものがあります。優れた薬効があるのに対して副作用が少ないのが特徴です。

 ドクダミの葉や茎をすり潰した液を患部に塗ると、おでき、切り傷、ニキビ、蓄膿症、水虫、皮膚病などに極めて優れた薬効を示します。

 また、ドクダミの葉を、濡らした固目の紙に包んで、いろりの灰の中などで熱を加えると、ペースト状、軟膏状の物体が作れます。この軟膏をオデキなどに塗って、半日もすると、オデキは膿を出し切り治りがとても早くなります。

 ドクダミは、皮膚病に特効薬的に効果があるのですが、病気の治療だけでなく、美容目的でも使用されることがあります。



原産地・歴史 ◆〔ドクダミ〕の原産地や歴史をご説明します。。
ドクダミの原産地・歴史

 ドクダミは、日本や中国、その他東アジアなどに広く分布するドクダミ科の多年草で、一種一属の固有種です。林などの湿った日陰や野山などに自生する宿根草で特有の臭気をもちます。根が深く強力な繁殖力があり、一度群生すると退治するのは至難の業となります。

 ドクダミの開花期は、5~7月頃で、茎頂に4枚の白い総苞をもつ棒状の花序に淡い黄色の小さな花を密生させます。

 ドクダミの生の葉は、外用薬として使われ、乾燥させた葉は煮出して飲用とされます。葉や茎、花がお茶やドリンク、サプリメントとして市販されています。


主な栄養成分 ◆〔ドクダミ〕の主な栄養・薬理成分についてご説明します。
ドクダミの主な薬理成分

 ドクダミには独特な臭気をもたらす原因物質をはじめ、いくつかの薬理成分が含まれています。これらの成分により、優れた効能があり、漢方薬としても使用されています。

 開花期に地上部を乾燥させたものは、ドクダミ特有の臭気が少なく、日本薬局方に「重薬」あるいや「十薬」という生薬名で収録されています。

ドクダミの含有成分
デカノイルアセトアルデヒド  デカノイルアセトアルデヒドは、生のドクダミにある特有の臭気成分で抗菌作用があります。乾燥させると、酸化されて抗菌効果は失われます。

ラウリールアルデヒト  ラウリールアルデヒトもデカノイルアセトアルデヒドと同様なドクダミ特有の臭気成分で、抗菌作用があります。

クエルシトリン  利尿作用、血圧降下作用・動脈硬化の予防作用があります。

カリウム塩  利尿作用があります。



主な効能・効用 ◆〔ドクダミ〕の主な効用・効能についてご説明します。
ドクダミの主な効用・効能

 開花期の地上部を乾燥させて作る「十薬(重薬)」の煎じ液には、利尿作用や動脈硬化予防作用があります。ドクダミを服用すると利尿作用による解毒の効果が現れ、体内の老廃物や有害物質を排出するほか、肌のトラブルや便秘、高血圧を改善します。

 ドクダミは、便秘、肩こり、高血圧、冷え性などを改善する強力な作用をもっています。

 また、湿疹、かぶれ、ニキビ、オデキ、アトピー、水虫などの皮膚病の諸症状の治療に効果的で、疾患部に生の葉をすり潰したものを貼り付けると確実に効果が現れます。また、病気の治療だけでなく美容目的で使用されることもあります。

 ドクダミの青汁は、葉緑素やデカノイルアセトアルデヒドなどの有効成分が損なわれずに摂取できるため、胃痛や十二指腸潰瘍に効果があるとされます。また、乾燥した葉の適量を風呂に入れると、アセモや湿疹などによいとされます。
 ドクダミは、漢方薬の解毒剤として用いられ、「魚腥草桔梗湯(ぎょせいそうききょうとう)」や「五物解毒散(ごもつげどくさん)」などの処方に用いられます。十薬については主に単独で使用され、他の生薬と配合して用いられることはあまりありません。


風作用・注意点 ◆〔ドクダミ〕の副作用や注意点についてご説明します。
ドクダミの副作用や注意点

 ドクダミには優れた薬効があり比較的副作用も少ないですが、副作用がまったくないわけではありません。

 体が冷えている時や体調の悪いとき、あるいは体質に合わない人は服用してはいけません。

 ドクダミには高濃度のカリウムが含まれていますので、腎機能低下症の患者や腎機能が低下する高齢者、あるいはカリウム保持性利尿剤服用者など高カリウム血症を引き起こす可能性のある医薬を服用している人は、服用してはなりません。

 このような方がドクダミを服用すると、高カリウム血症を惹起してしまう可能性があるのです。


料理のコツ ◆〔ドクダミ〕の摂取方法のコツをご説明します。
ドクダミの摂取方法のコツ

 無農薬栽培したドクダミを乾燥させるとドクダミ茶が作れます。ドクダミ固有の味わいが楽しめます。

 中国では、ドクダミの葉や茎、根を食用として摂取する習慣があります。ドクダミの根を水に晒して唐辛子などで辛い味付けをして和え物にして食します。

 ドクダミは、加熱すると香りが弱くなったり消滅しますので、塩茹でして水に晒してから調理します。山菜のひとつとして、味噌とみりんであえて食べられます。また、天ぷらなどにして賞味することもあります。