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〔エキナセア〕

ハーブ類とは セージ サフラン 月見草油
エキナセア ウコン

エキナセアの写真 
(出典:フリー百科事典「ウィキペディア」) 
 エキナセアは、ひな菊科の多年草で、「エキナケア」「ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)」とも呼ばれます。エキナセアは、北アメリカ原産のハーブで、30~60cmにまで成長し紫色の花をつけます。

 エキナセアの名称は、ギリシャの海に生息するウニ、エキノス(echino)に由来するといわれます。

 エキナセアは、欧米ではハーブティとして飲用されますが、古来よりアメリカインディアンが風邪などの感染症や炎症、傷の治療に効く薬草として用いてきた歴史があります。

 エキナセアの根茎には免疫機能を高める有用な成分が含まれ、抗ウイルス性、抗菌性、免疫強化性などがあることが証明されて、近年医学界で注目されています。

 このように、エキナセアは、有害微生物に対して免疫力を高めたり、抗ウイルス力を活性化させる作用があるのですが、摂取し過ぎると、下痢を起こしたりすることもあり、用法・用量には注意も必要です。



原産地・歴史 ◆〔エキナセア〕の原産地や由来・歴史は、どんなですか?
エキナセアの由来  エキナセアは、古来よりアメリカインディアンが風邪などの感染症や炎症に効く薬草として用いてきた歴史があり、1800年代から、感染症や炎症などの治療に効果のあるハーブとしてアメリカ医学界で知られるようになりました。

 1992年にドイツで行われた有名な実験があり、エキナセアの有効性が証明されました。この実験は、13~80歳の風邪やインフルエンザに罹りやすい人108人を対象に行われました。半数の人にはエキナセアを、残り半数には何の薬効もない偽薬、プラシーボを8週間にわたり摂取させました。

 エキナセアを摂取した人たちは、偽薬を飲んだ人たちに比べて風邪をひく回数が36%減少し、その症状も軽度で済み、エキナセアには風邪を予防し、治癒も早めるとの結論を得たのです。

エキナセアの種類  北米原産のエキナセアには9種類+3種類の変種がありますが、一般的にハーブとして使用されるのは、プルプレア・アングスティフォリア・パリダの3種類だけです。

エキナセアの種類
エキナセア・プルプレア  エキナセア・プルブレア(Echinacea purpurea)は、エキナセア・パーピュリア、紫コーンフラワー、あるいはパープルコーンフラワーとも呼ばれる種類で、紫色がかった花を開き、ポリサッカライドを含みます。このエキナセアの有用性はドイツで研究開発され、数あるエキナセアの中でも最も優れた効能があるとされています。

エキナセア・アングスティフォリア  エキナセア・アングスティフォリア(Echinacea angustifolia)は、カンサススネイクルートとも呼ばれます。この種類もよく使用されます。このエキナセアは、北米やカナダを中心に古くより使用されてきた種類で、紫色の花とつけ、花粉は黄色、エキナコサイドを豊富に含有します。

エキナセア・パリダ  エキナセア・パリダ(Echinacea pallida)はブラックサンプソンとも呼ばれます。アングスティフォリアに似ていますが、花の色はやや青白く、花粉は白色、エキナコサイドを含みます。この種類もよく使用されます。

エキナセア・テネセエーンシス  エキナセア・テネセエーンシス(Echinacea tenneseensis)
エキナセア・ラビィガータ  エキナセア・ラビィガータ(Echinacea lavigata)
エキナセア・パラドクサ  エキナセア・パラドクサ(Echinacea paradoxa)
エキナセア・シムラータ  エキナセア・シムラータ(Echinacea simulata)
エキナセア・サングイネア  エキナセア・サングイネア(Echinacea sanguinea)
エキナセア・アトロルベーンス  エキナセア・アトロルベーンス(Echinacea atrorubens)


主な栄養成分 ◆〔エキナセア〕の主な栄養成分は何ですか?
エキナセアの含有成分  エキナセアには抗ウイルス作用を示す多糖類やハーブとして有用な精油成分など多くの成分が含まれています。

エキナセアの成分
多糖類  エキナセアに含有されるフコガラクトキシログルカンや酸性アラビノガラクタンなどの多糖類は、好中球やマクロファージなどの免疫細胞を活性化させ、ウイルス感染と闘うインターロイキンなどの免疫応答物質の産生を促します。こうして、エキナセアに含まれる多糖類には、免疫力を高める作用があり、これがエキナセアの抗ウイルス作用の源泉です。

精油  エキナセアの精油成分にはフムレン、カリオフィレンが含まれていて、ハーブとして有用です。

配糖体
ポリアセチレン
イソブチルアルクラミン
樹脂
ベタイン
イヌリン
セスキテルペン
サッカロース
ブロース
ウィトステロール
セロチン酸
パルミチン酸  脂肪酸のひとつです。
リノール酸  脂肪酸のひとつです。
ミリスチン酸  洗浄成分です。
ビタミンC


主な効果・効用 ◆〔エキナセア〕の主な効果・効用は何ですか?
エキナセアの効用  エキナセアには、体内のインターフェロンの働きを支援する作用があり、ナチュラルキラー細胞がウイルスの感染細胞や腫瘍細胞を撃破するのを助けるとされています。

 エキナセアは天然のハーブですから、服用しても風邪薬のように眠くなることはありません。車を運転する方は受験生などの体調管理に向いています。特に、こんな方にお勧めです。

 ・風邪をひき易い方の感染予防
 ・インフルエンザの感染予防
 ・鼻やのどの粘膜を大事に保護したい人
 ・忙しい人や受験生の体調管理
 ・老廃物の排泄を促しむくみを予防したい人

エキナセアの効果・効用
免疫強化作用  免疫機能を高める作用があるので、風邪やインフルエンザの感染予防に効果があります。

抗炎症作用  エキナセアには、抗菌作用・殺菌消毒があり切り傷や擦り傷の治療に役立ちます。

抗菌作用  強力な抗菌作用・抗感染作用があり、抗生物質の代用になるほどです。風邪・インフルエンザなどの上気道感染症、尿道炎などの泌尿器系感染症などの予防に役立ちます。



用法・用量 ◆〔エキナセア〕の用法・用量はどうなりますか?
エキナセアの摂取方法  エキナセアは、風邪やインフルエンザの予防に効果があるので、流行し始めたらひと月ほど摂取すると予防になります。既に症状が出てしまった場合でも、2週間ほど摂取を続けると症状が軽く済むこともあります。

 通常、このハーブはサプリメントとして摂取しますが、サプリメントの種類によりエキナセアの含有量も異なり、サプリメントの最適な摂取量などが異なるので、メーカーの推奨する用法・用量を守って服用してください。


副作用・留意点 ◆〔エキナセア〕の副作用や留意点はありますか?
エキナセアの副作用  エキナセア自体に毒性はありませんが、まれに下痢症状などの副作用を引き起こすことがあります。また、過剰摂取すると、発熱・めまい・吐き気・下痢を起こすこともあります。

 長期にわたりエキナセアの摂取を続けると効果が薄れてきます。このため、長期の連続使用は好ましくなく、ドイツでの例として、日本の厚生労働省にあたるドイツコミッションEでは、連続使用期間を最大8週間までにするように定められています。

 エキナセアは基本的に菊の成分なので、菊科植物にアレルギーのある人は使用しないでください。

 また、膠原病や多発硬化症などの自己免疫疾患、肺結核、白血病、糖尿病、エイズなどの患者は使用しない方が安全です。同様に、妊娠中の方や授乳中の方は使用しない方が安全です。