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〔ウコン〕

ハーブ類とは セージ サフラン 月見草油
エキナセア ウコン

ウコンの写真 
(出典:Wikipedia, the free encyclopedia) 
 ウコンは、熱帯アジア原産のショウガ科ウコン属の多年生草木で、香辛料、着色料、および生薬として用いられます。インドや台湾で自生し、日本では鹿児島県や沖縄で栽培されています。

 ウコンは「宇金」「郁金」「玉金」「鬱金」などと書かれたり、別名として「ターメリック(turmeric)」や「秋ウコン」「黄染草(キゾメグサ)」と呼ばれることもあります。この他、ウコンには非常に多くの種類があります。

 ウコンは香辛料や着色料に使用されますが、黄色に含まれる着色成分はクルクミンと呼ばれる成分です。

 この色のために、キゾメグサ(黄染草)と呼ばれることがあります。カレーに欠かせない黄色の香辛料やたくあん漬けの黄袋などはこのウコンの色です。

 クルクミンには胆汁の分泌を促す作用や健胃などの薬効があることも知られています。その他の薬効成分として、ターメロン(利胆)、ジンギベレン、d-α-フェランドレン、シネオール(防腐)などがあります。



原産地・歴史 ◆〔ウコン〕の原産地や由来・歴史は、どんなですか?
ウコンの原産地と伝来  ウコンの原産地は、熱帯アジア原産ですが、室町時代に琉球王国(沖縄)に伝来したといわれています。江戸時代前期には、琉球王国経由で薩摩や境などへと入り各地に広まりました。ウコンは世界各地で広く使われることもあって、地域などによりとても多くの呼び名があります。

ウコンの名称
ヒンディー語
グジャラーティー語
 ハルディ

沖縄  ウッチン

インドネシア
マレー語
 クニッツ

ハワイ語  オレナ


ウコンの種類  ウコンは地下に肥大した濃い黄色の根茎を有しています。ウコンは古来から黄色の着色料として用いられ、木綿の染料として使われたり、たくあんを初めとする食品の着色料として使われてきました。また、特有な香辛成分を持ち、カレーの香辛料として欠かせない存在です。

 ウコンには、春にピンクの花を咲かせる春ウコンや秋に白い花を咲かせる秋ウコンなど、非常に多くの種類があります。種類により名称が付けられ、色合いや風味も異なります。

ウコンの種類
春ウコン  これは学名を「キョウオウ」と呼ばれるウコンの俗称で、春にピンクの花を咲かせます。春ウコンは、鮮やかな黄色で辛味と苦味を持っています。生薬名を姜黄と呼ばれ、五臓強化によいといわれています。

秋ウコン  これは、学名「ウコン」と呼ばれる本来のウコンで秋に白い花を咲かせます。秋ウコンはダイダイ色で苦味はありません。ウコンの有効成分色素であるクルクミンや精油成分を豊富に含有し、従来からカレー粉として利用されるなど、最も多く利用される種類です。ウコンの英語名はターメリックです。

紫ウコン  これは学名を「ガジュツ」と呼ばれるウコンの俗称で、春に薄いピンク色の花を咲かせます。紫ウコンは、生薬名を莪朮(ガジュツ)と呼ばれ、胃腸病や老化防止によいといわれています。

白ウコン  これは学名を「ハナショウガ」と呼ばれるウコンの俗称で、春に薄いピンク色の花を咲かせます。すい臓、糖尿病、水虫によいとされています。



主な栄養成分 ◆〔ウコン〕の主な栄養成分は何ですか?
ウコンの含有成分  ウコンに含まれる主な有効成分・機能成分には、色素成分であるクルクミンや数多くの香辛成分としての精油成分、およびビタミン類やミネラルなどです。これらの成分の含有量はウコンの種類により異なります。秋ウコン(本来のウコン)には、多くのクルクミンが含まれますが、春ウコンではクルクミンの含有量は少なく、その代わりに精油成分やミネラルが多く含まれています。

ウコンの含有成分
含有成分 秋ウコン 春ウコン 紫ウコン 白ウコン
クルクミン 3.6% 0.3% 0.0%
精油成分 1.0% 6.0% 1~1.5%
ミネラル 0.8% 6.0% 1.3%


主な効果・効用 ◆〔ウコン〕の主な効果・効用は何ですか?
含有成分の作用  ウコンの有効成分には、色素成分のクルクミンや多くの精油成分、およびその他のミネラルなどがありますが、それぞれの成分の基本作用を示します。

含有成分の基本作用
基本成分 成分 基本作用
色素成分 クルクミン  肝機能強化、胆汁分泌促進作用、利尿作用があり、胆炎などの肝機能障害に有効です。

精油成分 ターメロン  胆汁の分泌促進作用の他、鮮魚に寄生するアニサキス虫の成長抑制作用があります。

シネオール  胆汁の分泌促進作用の他、健胃作用、殺菌作用、防腐作用などがあります。

クルクメン  強力な抗がん作用の他、体内のコレステロールを溶解する作用があり、尿道結石や動脈硬化に有効とされています。

クルクモール  強力な抗がん作用が認められます。

エレメン  腫瘍の増殖を抑制する作用が認められています。

パラメチトルイルカピノール  胆道にある胆汁を排出する作用があります。

フラボノイド(ビタミンP)  血管壁への直接作用によりもろくなった血管の修復作用があります。その他、認知症の予防、喘息やアトピーなどに良い作用があるとされています。

アズレン  炎症や潰瘍を癒す作用、胃液中のペプシン抑制作用があるとされ、アフタ性口内炎や胃・十二指腸潰瘍の治療薬として使われています。

カンファ  神経を昂奮させる強心作用があります。

その他成分 ビタミン類・ミネラル類  ビタミンB、ビタミンCの他、リン、鉄、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどが含まれています。


ウコンの効能  ウコンの主な効能は、各種類のウコンに含有される成分に対応して決まってきます。ウコンにどのような作用を期待するかにより、どの種類のウコンを摂取するかが異なってきます。

ウコンの効能
胆汁分泌促進作用  肝臓から分泌される消化液胆汁の分泌量を増やし、二日酔いを防いだり、体内の有害物質の排泄に効果があります。
肝障害予防・肝機能改善  胆汁分泌を促し、肝臓の機能を高めます。
発ガン予防  皮膚ガン、大腸ガン、肺ガン、前立腺ガンの発生を抑制します。
動脈硬化の予防  血液中のコレステロールを減少します。過酸化脂質も減量して動脈硬化を防ぎます。
抗酸化作用  強力な抗酸化作用を持ち、喫煙や老化にともなう遺伝子障害を防ぎます。
殺菌作用  ヘリコバクター・ピロリ菌を抑制し胃の働きを良くします。また、他の多くの細菌を殺菌する効果があります。


用法・用量 ◆〔ウコン〕の用法・用量はどうなりますか?
ウコン用法・用量  ウコン粉末の使用時には、1日6~10gを標準とします。煎じて飲む場合にも1日6~10gのウコンに水400~600mLを加え、30分くらい掛けて、分量が三分の一くらいに減少するまで煎じ、三回に分けて服用します。


副作用・留意点 ◆〔ウコン〕の副作用や留意点はありますか?
ウコン  ウコンには優れた健康増進作用があるのですが、一方で下記のような症状のある方が大量に摂取すると、危険な副作用が出現することがあるので、摂取を控えることが必要です。

副作用を誘発するリスク
急性黄疸
ヘルペス
妊娠中
肝硬変
胆嚢炎
消化性潰瘍