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〔腸炎ビブリオ感染症〕

 〔腸炎ビブリオ感染症〕は、腸炎ビブリオの感染により引き起こされる感染症です。

 腸炎ビブリオに汚染された海産魚介類を摂取することで食中毒型の〔急性胃腸炎〕として発症します。

 この腸炎ビブリオ菌は、3%程度の食塩水中が最適な増殖環境となる好塩菌で、海水と淡水とが混じりあう汽水域を主体に棲息しています。


 腸炎ビブリオ感染症の潜伏期間は、10~30時間ほどです。夏季に海産物を食してからこれくらいの時間が経過後に腹痛や下痢症状がでる場合には、この病気の疑いが強くあります。


 腸炎ビブリオ感染症に罹ると、いろいろなタイプの下痢症状、腹痛が現れ、嘔吐や発熱を伴うこともあります。発病初期には重症度が強くなる傾向があります。下痢が続いた場合には脱水症状が起こります。

 体力の低下した高齢者や幼児では、嘔吐物を間違えて気管に吸い込んでしまう誤嚥(ごえん)を起こすことがあるので注意が必要です。

 多くの場合、症状は数日で自然軽快しますが、ごくまれに死亡することもあります。


 腸炎ビブリオ感染症は、7~9月に多発する細菌性食中毒のひとつであって、以前に主流であった菌から変化した菌型が出現し、1998年頃に発症例が急増しましたが、最近では減少傾向にあります。