アマゾン〔身体の病気〕◇感染症の病気◇その他の感染症(旋尾線虫症) |
〔旋尾線虫症〕は、旋尾線虫という寄生虫の感染により引き起こされる感染症です。 |
旋尾線虫の幼虫 Type Xは、ホタルイカの2~6%ほどに寄生しているとされ、酒の肴としてのホタルイカの「踊り食い」などと呼ばれる生食によりヒトの体内に侵入すると考えられます。 |
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〔旋尾線虫症〕は、旋尾線虫という寄生虫の感染により引き起こされる感染症です。 |
旋尾線虫の幼虫 Type Xは、ホタルイカの2~6%ほどに寄生しているとされ、酒の肴としてのホタルイカの「踊り食い」などと呼ばれる生食によりヒトの体内に侵入すると考えられます。 |
一般にヒト意外の動物を呼吸宿主とする寄生虫の幼虫は、ヒトの体内に侵入すると成虫に発育することはできず、幼虫のまま身体内を移動し、いろいろな症状を引き起こします。このような症候群を「幼虫移行症」と呼んでいます。 |
旋尾線虫による幼虫移行症になると、腸閉塞などの急性腹症や皮膚に線状の爬行疹を引き起こすなどの症状が現れます。
・急性腹症型
この内、急性腹症型と皮膚跛行疹型が大部分であり、前眼房寄生型は過去に1例の報告があるだけです。 |
旋尾線虫幼虫移行症の症状 |
急性腹症型 |
急性腹症は腸閉塞型とも呼ばれるタイプの症状で、摂食後数時間~2日間の潜伏期間後に腹部膨満感や腹痛、嘔吐により発症します。腹痛や嘔吐は2~10日くらい持続して回復します。 |
皮膚跛行疹型 |
皮膚跛行疹型は、摂食後2週間前後して、腹部より皮疹が現れて発症します。腹部に現れた、幅数ミリ程度の赤い線状皮疹が1日に2~7cmくらい蛇行して伸長してゆきます。 |
前眼房寄生型 |
前眼房内への寄生は過去に1例報告されているが、詳細は定かではない。 |