また、例えば、旅行中に健康保険証を持って行かなかったなどの理由で、健康保険証を示すことが出来ないと、病気や怪我で治療が必要になっても、健康保険が使用できず、自費治療となってしまいます。 この場合には、治療はしてもらえますが、治療費上での大きな問題が起こります。 医療機関によっては、健康保険が有効な場合の治療費を基準(100%)として、自費治療の場合の治療費を120%とか、150%、時には200%などとすることがあるからです。保険が利用できない上にとても高額な支払いを現金払いで要求されます。 |
同じ治療なのに何故治療費が異なるかの理由ですが、現在の法律では自費治療の場合の治療費は、医療機関が自由に設定できることになっているからです。 途中から健康保険が使えるようになれば、健康保険の料金(100%)に戻ります。この場合、自費治療として既に支払ってしまった治療費が戻してもらえるかどうかは分かりません。 旅行などに出かける際は、健康保険証は必ず持参するようにした方が、いざというときに役立ちます。 |