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〔画像診断〕

 

 ご存知のように、保険診療の場合の医療費は、診察・検査・処置・手術・投薬などのそれぞれの診療行為ごとに細かく定められています。●●の治療は〇〇点、▲▲の薬は△△点といったように、すべて「医科診療報酬点数」と呼ばれる点数が決まっています。

 この点数は、「1点=10円」で計算され、医療機関はこの決められた点数に従って医療費を計算しています。患者は健康保険の種類や年齢などの条件に従って、この医療費の10%や30%を支払います。残りは健康保険から支払われます。


 肺がんや結核の診断にX線撮影が使用されることは誰でも知っています。

 X線撮影をはじめ、MRI(核磁気共鳴画像法)やCT(コンピュータ断層撮影)などの最新鋭の診断機器を使用すれば病気の範囲や進行度などを明確に示す画像が得られます。

 これらを用いた検査法や診断法が画像診断法と呼ばれています。


 画像診断料には、エックス線診断料、核医学診断料、コンピューター断層撮影診断料、薬剤料、および特定保健医療材料料があります。

 画像診断料はこれらにかかる費用で、画像での診断料、画像診断薬剤、画像診断材料、X線フィルム、画像診断加算料、造影剤注入手技料などが含まれます。

 レントゲン料とは、レントゲン写真やCT、MRIなどの料金を指します。エックス線やCT、MRIなどの画像検査の場合は、基本的に、画像を撮影する料金と、その画像を診断する料金に、フィルム代などを加えた料金となります。撮影した部位や、撮った画像の枚数、造影剤の使用の有無、CT・MRIの場合は機械の性能によっても料金が異なります。

画像診断料の種類 ◆〔画像診断料〕の種類についてご説明します。
エックス線診断

 エックス線診断技術関係の診断料には、透視診断、写真診断、撮影、造影剤注入手技、および基本的エックス線診断の費用があります。

エックス線診断料の種類
透視診断  透視診断とは、透視による疾病、病巣の診断を評価するもので、あくまで透視診断料は、透視により疾病、病巣の診断を行った場合に算定できます。

写真診断  患部などをエックス線写真により撮影し、診断する技術を写真診断といいます。中でも有用なのが胸部エックス線写真診断です。

撮影  エックス線撮影の方法には、単純撮影、特殊撮影、造影剤使用撮影、または乳房撮影などがあります。また、アナログ撮影とデジタル撮影の区別もあります。

造影剤注入手技  患部の診断を確かなものにするために、造影剤を注入して写真撮影する場合があります。造影剤注入手技料は、造影剤使用撮影を行うに当たって造影剤を注入した場合に算定します。

基本的エックス線診断料  基本的エックス線診断料は、特定機能病院である保険医療機関で入院中の患者に対して行ったエックス線診断について算定します。


核医学診断料

 核医学診断料に関係する診断料には、シンチグラム(画像を伴うもの)、シングルホトンエミッションコンピューター断層撮影、ポジトロン断層撮影、ポジトロン断層・コンピューター断層複合撮影、および核医学診断があります。

核医学診断料の種類
シンチグラム(画像を伴うもの)  シンチグラム(画像を伴うもの)は、画像診断法の一つで、体内に投与した放射性同位体から放出される放射線を検出し、その分布を画像化したものです。がんや各種臓器の機能の診断に使われます。また、核種の組織親和性を利用して、異所性胃粘膜の検出、甲状腺や唾液腺の検査にも使われています。

シングルホトンエミッションコンピューター断層撮影  シングルホトンエミッションコンピューター断層撮影(SPECT)は、「スペクト」とも呼ばれる技術で、体内に入れたラジオアイソトープが発するガンマ線を、体の回りを回転するガンマカメラが撮影してコンピュータ処理により断層像を描画する技術です。

ポジトロン断層撮影  ポジトロン断層撮影(PET)は、陽電子検出を利用したコンピューター断層撮影技術で、SPECTなどの核医学検査と同様に、生体の機能を観察することに特化した検査法です。従来は、主に中枢神経系の代謝レベルを観察するのに用いられてきたが、近年、がんの診断に利用されるようになった。

ポジトロン断層・コンピューター断層複合撮影  ポジトロン断層・コンピューター断層複合撮影は、X線CT組合せ型ポジトロンCT装置を用いて、診断用の画像としてポジトロン断層撮影画像、コンピューター断層撮影画像及び両者の融合画像を取得するものをいいます。これらの画像によりてんかんの診断や悪性腫瘍の病期診断および転移・再発の診断をします。

核医学診断  核医学診断とは、シンチグラム(画像を伴うもの)、シングルホトンエミッションコンピューター断層撮影、ポジトロン断層撮影、ポジトロン断層・コンピューター断層複合撮影により得られた画像情報などにより行う診断を指します。


コンピューター断層撮影診断料

 コンピューター断層撮影診断料の費用には、コンピューター断層撮影(CT撮影)、非放射性キセノン脳血流動態検査、磁気共鳴コンピューター断層撮影(MRI撮影)、およびコンピューター断層診断があります。

コンピューター断層撮影診断料の種類
コンピューター断層撮影(CT撮影)  コンピュータ断層撮影は、エックス線などの放射線を利用して物体を走査し、コンピュータを用いて処理することで、物体の内部画像を3次元グラフィックス画像に構成する技術で、これを人体の応用することで、診断する技術です。

非放射性キセノン脳血流動態検査  コンピュータ断層撮影(CT)検査における非放射性キセノン血流動態検査(キセノンCT検査)は脳血流測定方法として古くから用いられている手法であり、身体胴体部の内臓診断への応用がなされています。

磁気共鳴コンピューター断層撮影(MRI撮影)  磁気共鳴コンピューター断層撮影は、核磁気共鳴画像法(MRI)とも呼ばれる技術で、核磁気共鳴現象を利用して生体内の内部の情報を画像にする方法です。CTとは全く異なる物質の物理的性質に着目した撮影法であり、CTよりも優れた三次元的情報が得られる技術です。

コンピューター断層診断  ここでいうコンピューター断層診断は、磁気共鳴コンピューター断層撮影および非放射性キセノン脳血流動態検査により得られた、コンピューター断層撮影に基づく診断を指しています。ポジトロン断層・コンピューター断層複合撮影による診断は含まれていません。