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〔手術〕

 

 ご存知のように、保険診療の場合の医療費は、診察・検査・処置・手術・投薬などのそれぞれの診療行為ごとに細かく定められています。●●の治療は〇〇点、▲▲の薬は△△点といったように、すべて「医科診療報酬点数」と呼ばれる点数が決まっています。

 この点数は、「1点=10円」で計算され、医療機関はこの決められた点数に従って医療費を計算しています。患者は健康保険の種類や年齢などの条件に従って、この医療費の10%や30%を支払います。残りは健康保険から支払われます。


 手術は、創傷あるいは疾患を制御し治療する方法として、身体に侵襲を加えるものをいいます。

 手術の基本的な目的は、病態の制御および失われた機能の回復にあります。

 手術をその目的で分類すれば、次のような三つなどとなります。

 ・切除術
 ・形成術
 ・移植術


 また、症状の「検査」や「診断」のために行われる手術もあります。

 手術料の対象となる手術には大分類として、12分野があり、それぞれに非常に多くの手技術が含まれています。

手術料の対象となる手術の種類(12分野)
皮膚・皮下組織 筋骨格系・四肢・体幹 神経系・頭蓋
耳鼻咽喉 顔面・口腔・頸部 胸部 心・脈管
腹部 尿路系・副腎 性器 臓器提供管理料

 手術の規定内容は時々変更されますが、ここで掲載する処置に関する情報は平成23年4月時点のものとなっています。また、実際に病院で治療を受ける際に更に詳細を知りたい場合には、担当の医療機関で確認してください。

手術 ◆〔手術〕のいろいろなことについてご説明します。
手術の目的による分類

 手術をその目的で分類すると、〔切除術〕〔形成術〕〔移植術〕および〔検査・診断〕などのようになります。

手術の目的による分類
切除術  局所の炎症や腫瘍などの病巣を切り取る手術。虫垂切除術、胃がんに対する胃切除術、乳癌に対する乳房切除術など。

形成術  組織や器官の形を整え、障害部位の機能を改善する手術。狭心症に対する冠動脈バイパス術、乳がんで切除した乳房の復元術など。

移植術  障害され失われた機能を回復するために自分もしくは他人から組織や器官を採取して行う移植手術。慢性腎不全に対する腎移植術、広範囲熱傷に対する植皮術など。

検査・診断  症状の検査や診断のために画像診断などの非侵襲的方法方法では不十分な場合に行われる、検査や診断おための手術。


手術部位による分類

 手術は、身体のあらゆる部位が対象となりますが、手術の種類を部位により分類すると、次のように多くのものがあります。

 各部位ごとの具体的な手術名や手術料は、「手術料」のページに記載していますので、そちらを参照してください。

手術の部位による分類
皮膚・皮下組織  区分「皮膚、皮下組織」には、「皮膚、皮下組織」と「形成」という二つの分野があります。

筋骨格系・四肢・体幹  区分「筋骨格系・四肢・体幹」には、「筋膜、筋、腱、腱鞘」「四肢骨」「四肢関節、靱帯」「四肢切断、離断、再接合」「手、足」および「脊柱、骨盤」という六つの分野があります。

神経系・頭蓋  区分「神経系・頭蓋」には、「頭蓋、脳」と「脊髄、末梢神経、交感神経」という二つの分野があります。

 区分「眼」には、「涙道」「眼瞼」「結膜」「眼窩、涙腺」「眼球、眼筋」「角膜、強膜」「ぶどう膜」「眼房、網膜」および「水晶体、硝子体」という九つの分野があります。

耳鼻咽喉  区分「耳鼻咽喉」には、「外耳」「中耳」「内耳」「鼻」「副鼻腔」「咽頭、扁桃」および「喉頭、気管」という七つの分野があります。

顔面・口腔・頸部  区分「顔面・口腔・頸部」には、「歯、歯肉、歯槽部、口蓋」「口腔前庭、口腔底、頬粘膜、舌」「顔面」「顔面骨、顎関節」「唾液腺」「甲状腺、副甲状腺(上皮小体)」および「その他の頸部」という七つの分野があります。

胸部  区分「胸部」には、「乳腺」「胸壁」「胸腔、胸膜」「縦隔」「気管支、肺」「食道」および「横隔膜」という七つの分野があります。

心・脈管  区分「心・脈管」には、「心、心膜、肺動静脈、冠血管等」「動脈」「静脈」および「リンパ管、リンパ節」という四つの分野があります。

腹部  区分「腹部」には、「腹壁、ヘルニア」「腹膜、後腹膜、腸間膜、網膜」「胃、十二指腸」「胆嚢、胆道」「肝」「膵」「脾」「空腸、回腸、盲腸、虫垂、結腸」「直腸」および「肛門、その周辺」という十の分野があります。

尿路系・副腎  区分「尿路系・副腎」には、「副腎」「腎、腎盂」「尿管」「膀胱」および「尿道」という五つの分野があります。

性器  区分「性器」には、「陰茎」「陰嚢、精巣、精巣上体、精管、精索」「精嚢、前立腺」「外陰、会陰」「腟」「子宮」「子宮附属器」「産科手術」および「その他」という九つの分野があります。

臓器提供管理料  区分「臓器提供管理料」には、「脳死臓器提供管理料」と「生体臓器提供管理料」という二つの分野だけがあります。


輸血

 輸血に関する費用には、いわゆる輸血そのものの費用と、輸血管理料、造血幹細胞採取、造血幹細胞移植、術中術後自己血回収術等があります。

輸血料
輸血  区分「輸血」には、「自家採血輸血」「保存血液輸血」「自己血貯血」「自己血輸血」および「交換輸血」という五つの分野があります。

輸血管理料  区分「輸血管理料」には、「輸血管理料Ⅰ」と「輸血管理料Ⅱ」という二つの分野があります。

造血幹細胞採取  区分「造血幹細胞採取」には、「骨髄採取」と「末梢血幹細胞採取」という二つの分野があります。

造血幹細胞移植  区分「造血幹細胞移植」には、「骨髄移植」「末梢血幹細胞移植」および「臍帯血移植」という二つの分野があります。

術中術後自己血回収術(自己血回収器具によるもの)  区分「術中術後自己血回収術」には、自己血回収器具によるものだけがあります。。


手術医療機器等加算

 手術の実施に伴い必要となる処置などについて、下記に示すように数多くの〔手術医療機器等加算〕項目があります。

手術医療機器等加算の種類
脊髄誘発電位測定加算  脊髄誘発電位測定等加算は、脳、脊椎、脊髄又は大動脈瘤の手術に当たって、脊髄誘発電位測定等を行った場合に算定されます。

超音波凝固切開装置加算  超音波凝固切開装置等加算は、胸腔鏡下若しくは腹腔鏡下による手術又は悪性腫瘍等に係る手術に当たって、超音波凝固切開装置等を使用した場合に算定されます。

創外固定器加算  創外固定器加算は、「骨折観血的手術」「骨長調整手術」および「腸骨翼骨折を除く、骨盤骨折観血的手術」に当たって、創外固定器を使用した場合に算定されます。

イオントフォレーゼ加算  イオントフォレーゼ加算は、「鼓膜切開術」および「鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術」の手術に当たって、イオントフォレーゼを使用した場合に算定されます。

副鼻腔手術用内視鏡加算  副鼻腔手術用内視鏡加算は、上顎洞開窓術、前頭洞充填術、上顎洞血瘤腫手術、鼻内上顎洞根治手術などの手術に当たって、内視鏡を使用した場合に算定されます。

止血用加熱凝固切開装置加算  止血用加熱凝固切開装置加算は、「乳腺悪性腫瘍手術」「陥没乳頭形成術、再建乳房乳頭形成術」「乳房再建術(乳房切除後)」の手術に当たって、止血用加熱凝固切開装置を使用した場合に算定されます。

自動縫合器加算  自動縫合器加算は、肺切除術、食道切除再建術、食道悪性腫瘍手術、胃切除術、膀胱悪性腫瘍手術、尿道悪性腫瘍摘出術等に当たって、自動縫合器を使用した場合に算定する。

自動吻合器加算  自動吻合器加算は、食道悪性腫瘍手術、食道・胃静脈瘤手術、胃切除術、腹腔鏡下胃切除術、胃全摘術、直腸腫瘍摘出術、直腸切除・切断術、腹腔鏡下直腸切除・切断術、膀胱悪性腫瘍手術、尿道悪性腫瘍摘出術等の手術に当たって、自動吻合器を使用した場合に算定されます。

微小血管自動縫合器加算  微小血管自動縫合器加算は、「遊離皮弁術」「自家遊離複合組織移植術」の手術に当たって、微小血管自動縫合器を使用した場合に算定されます。

心拍動下冠動脈、大動脈バイパス移植術用機器加算  心拍動下冠動脈、大動脈バイパス移植術用機器加算は、「冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの)」の手術に当たって、心拍動下冠動脈、大動脈バイパス移植術用機器を使用した場合に算定されます。

体外衝撃波消耗性電極加算  体外衝撃波消耗性電極加算は、「体外衝撃波胆石破砕術」「体外衝撃波腎・尿管結石破砕術」の手術に当たって、消耗性電極を使用した場合に算定されます。

画像等手術支援加算  画像等手術支援加算は、手術前又は手術中に3次元画像を構築しナビゲートする手術を補助する技術や実物大臓器立体モデルを手術補助する目的で用いた場合に算定されます。