〔検体検査料〕

　人体から排泄され、採取されたものを検査の対象とするとき、これらを検体といいます。

　具体的には、糞便・尿・喀痰などの排泄物、咽頭ぬぐい液、血液、組織・細胞などが被検査物となります。

　検体検査とは、得られた検体を用いて行われる臨床検査のことをいいますが、単に臨床検査と呼ばれることもあります。

　検体検査では、血液中の物質測定、血液細胞の分類、微生物・寄生虫の有無判定等を行う他、最近では遺伝子解析（DNA分析）等も行われます。

　検体検査の大きな分類としては、「検体検査実施料」と「検体検査判断料」の二つがあります。この内、検体検査実施料には次に示す種類があり、それぞれに非常に多くの検査項目がありますが、それぞれの検査の概要は、「検査とは」のページに示してあります。

検体検査の種類

尿・糞便等検査	血液学的検査	生化学的検査(Ⅰ)
生化学的検査(Ⅱ)	免疫学的検査	微生物学的検査

　入院中以外の患者に対して、緊急のために、保険医療機関の診療時間以外や休日、深夜に検体検査を実施した場合、通常の検査点数以外に1日につき110点が加算されます。この他にも、いくつかの複雑な条件があり加算されることもあります。

　検査の内容は非常に多岐にわたるため、このページでは主な検査の料金（点数）を表示しています。もっと詳しい情報が必要な方は、検査を担当する医療機関に確認して下さることを推奨いたします。