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健康食品

〔きのこ類〕

きのこ類とは アガリクス 霊芝 冬虫夏草
メシマコブ 椎茸 松茸 マイタケ
ナメコ エリンギ マッシュルーム ヤマブシ茸
ハナビラ茸 オオヒラ茸 ヒラ茸 キクラゲ
トリュフ チャーガ グルカン シイタケエキス

 キノコ類は、世界中に一万種以上の種類が存在します。

 キノコとは、茸、菌、木野子をいい、いわゆる菌類の中で、肉眼でその大きさが簡単に識別できるサイズのものをいいます。

 英語では食用キノコは全て「mushroom」と呼ばれ、食用にできない毒キノコは「toad stool」と呼ばれています。


 一般にキノコは、枯れた樹木や落ち葉、動物の排泄物、死骸などに菌糸を伸ばし、その養分を吸収して成長します。キノコは落ち葉や樹木を分解し、土の養分とするのです。

 キノコの種類は、腐生菌、菌根菌、寄生菌に区分されます。腐生菌にははたけしめじなどが属し、菌根菌の例としてはマツタケがあります。寄生菌の中で有名なのは、冬虫夏草です。

 キノコ類は、食物繊維やβ-グルカンが豊富であるが、ほとんどカロリーがないことが特徴です。キノコの種類によっては、含有される成分ゆえにガンや動脈硬化を予防する効果があるとされています。

 しかし、一部のキノコで、癌などの治療が困難な疾患が治癒するなどがあたかも事実のように宣伝されているが、医学的にそのような効果が認められた事実はほとんどないので、健康食品としてキノコを利用する場合には注意も必要です。

 キノコには優れた特性があり、多くの健康食品なども販売されています。

 2008年12月19日付けの読売新聞の「立体考差」のコーナーに科学部次長の佐藤良明さんが書かれた面白い記事が載っていましたので、参考までにご紹介します。ここでは、読売新聞の記事をそのまま転載しておりますので、参考にしてください。

キノコの種類 ◆〔キノコ〕の種類にはどんなものがあるかご紹介します。
キノコの種類  キノコの種類は日本だけでも4000~5000種類以上あるとされますが、名称が付いているのは、その約半数ほどしかありません。全世界ではほとんど無数ともいえるキノコの種類があります。

 食用キノコだけでも実に多くの種類があるのですが、一例を挙げれば、シイタケ、エノキタケ、シメジ類、エリンギ、ヤマブシタケ、マイタケ、ナメコ、ツクリタケ(マッシュルーム)、マツタケ、トリュフ、キヌガサタケなどが有名です。

キノコの種類
身近なキノコ アガリクス 霊芝 冬虫夏草
メシマコブ 椎茸 松茸 舞茸
エノキ茸 ヤマブシ茸 ハナビラ茸 オオヒラ茸
ヒラ茸 クリ茸 キヌガサ茸 エリンギ
マメコ ブナシメジ マッシュルーム トリュフ
白ヒラタケ
野生キノコ アンズタケ タマゴタケ コウタケ クリタケ
シャカシメジ ホンシメジ ベニヤタケ チチタケ
ハナイグチ キヌガサタケ ムラサキシメジ ヤグラタケ
トガリアミガサタケ ササクレヒトヨタケ


転載記事内容 ◆〔キノコ〕についての有用な記事を転載します。

解説

 2008年12月19日付けの読売新聞に、おもしろいキノコについての話が載っていました。

 ここでは、読売新聞の記事をそのまま転載しておりますので、参考にしてください。


転載元


読売新聞 2008年12月19日


記事名称


奥深いキノコの世界

記事本文  アルプスの氷河で、1991年に発見されたミイラ「アイスマン」は、皮製の袋を下げ、2種類のキノコを携帯していた。

 ひとつは、ブナにはえるツリガネタケ。菌糸をほぐして火口(ほくち:着火材)にしていた。ほう一つは、シラカバに出るカンバタケ。松ぼっくりに似た形に加工されていた。薬、装飾、信仰など使途には諸説がある。

 5000年以上昔から、こんなふうに暮らしに取り入れられていたキノコ。今では「食べる」ことぐらいしか、かかわりはなくなってしまったが。

 ちょうど鍋の季節で、よく口にする。エノキにシメジ、マイタケ・・・大半は人工栽培だ。

 京都府京丹波町で先日、ハタケシメジの生産工場を見学した。温度、湿度、光などを一定に保ちながら、培養、菌掻きといった作業が進む。「林産物」という言葉のイメージとは、異質の世界だった。

 商品名には「丹波」の文字が入るが、種菌はスイス原産と聞いて驚いた。良質の菌株を求めて世界中を探し回ったそうだ。

 海外からの持ち込みにとどまらない。キノコ業界では、分子生物学的手法を駆使して栽培の技術革新に挑む。高品質のキノコ作りに結び付けようと、マイタケなどのゲノム(全遺伝子情報)解析を行う企業がある。

 生育条件が把握しきれず、人工栽培が難しいマツタケでは、他のキノコの遺伝子研究をもとに、マツタケに育つ前段階の菌糸塊(子実体原基)まで作るのに成功した企業も出ている。

 こうしてみると、キノコの世界に随分と分け入った感がある。それでも、人間がこれまでに得た知識など微々たるものだ。

 なにしろ「キノコ」といっても、名前がついているものだけで2万種。未知のものも含めれば全部で15万種ほどとされる。国立科学博物館植物研究部の保坂健太郎研究員によれば、この推計もかなり控えめで、遺伝的な違いを詳しく分析すれば、もっと多様性があるようだ。

 天候次第で、キノコの出る量や期間は大きく変わってくる。英国の研究チームは、1950年~2005年、同国内でのキノコの発生状況をまとめ、米サイエンス誌で昨年報告した。

 1400か所の調査で、キノコが姿を見せている期間は、1950年代には、年平均33日程度だったが、2005年までの10年間では、74日程度にまで延びていた。キノコを取り巻く環境がどう変われば、生育にどう影響するのか。「氏」も「育ち」も、わからないことが多い。

 工場見学の縁もあって、ハタケシメジを鍋の具材に買ってみた。食べ慣れたブナシメジとは違うシャキシャキした歯触りはなかなかいける。「大地の恵み」ならぬ「バイオの恵み」を味わいつつ、キノコの世界はもっともっと奥深い、と思っている。