アマゾン〔身体の病気〕◇アレルギーの病気◇アナフィラキシーショック |
アナフィラキシーショック は、人体の免疫機構に備わった「抗原抗体反応」により引き起こされる「I型アレルギー反応」の一つです。 |
蜂に刺されたり、毒蛇に噛まれたりすると、人体の免疫反応は蜂毒や蛇毒に対しての抗体を作ります。このような抗体ができる原因には、蜂毒や蛇毒だけでなく、食物や薬物でも起こることがあります。 |
アマゾン〔身体の病気〕◇アレルギーの病気◇アナフィラキシーショック |
アナフィラキシーショック は、人体の免疫機構に備わった「抗原抗体反応」により引き起こされる「I型アレルギー反応」の一つです。 |
蜂に刺されたり、毒蛇に噛まれたりすると、人体の免疫反応は蜂毒や蛇毒に対しての抗体を作ります。このような抗体ができる原因には、蜂毒や蛇毒だけでなく、食物や薬物でも起こることがあります。 |
蜂や毒蛇の攻撃の一度目は、人体内に抗体ができるだけです。しかし、二度目に蜂に刺されたり、毒蛇に噛まれると、既に存在する体内の抗体が蜂毒や蛇毒に過剰免疫反応を起こします。全身に化学伝達物質が放出され、毛細血管拡張を引き起こすことで、極めて重度なショック症状に陥ります。
・胸部不快感 |
◆「アナフィラキシーショック」とは、一体どんな病気なのかの説明です。 |
アナフィラキシーショックは どんな病気ですか? |
蕁麻疹やアトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息などのアレルギー病では、その症状は皮膚や鼻、眼、気管支など身体の特定部位に出現するのが特徴です。これに対して、アレルギー症の人が、特定のアレルゲン(抗原)食品を食べたりしたとき、皮膚の弱い部分に全身的にアレルギー症状が現れるものが「アナフィラキシー」です。 |
アナフィラキシーの語源 |
1902年に、二人の学者アルフレッド・リチェットとポール・ポーティエとが、イソギンチャクの触手から毒素を抽出して、この毒素に対する免疫反応を賦与する目的でイヌに注射する実験を行いました。 |
◆「アナフィラキシーショック」の症状の説明です。 |
アナフィラキシー症状 |
アナフィラキシー症状は、アレルギー性と考えられる重篤な「呼吸困難」が発症した状態をいいます。また、「蕁麻疹」をはじめ「呼吸困難」「全身紅潮」「血管浮腫(顔面の浮腫・むくみ、喉頭浮腫など)」のうちで、複数の症状が合わせて発現する全身的状態も該当します。 |
アナフィラキシーショックの症状 |
アナフィラキシーショックは、急性アレルギー反応のひとつで、典型的な症状として、「蕁麻疹」をはじめ、次のようなさまざまな状態を呈します。
・蕁麻疹
この症状の出方は、原因となるアレルゲン(抗原)の摂取量などによっても大きく異なります。人により「ちょっと気分が悪くなった」という程度のアレルギー反応から、激しい呼吸困難をうったえ、適切な治療を受けなければ、最悪の場合、死に至る場合もあります。 |
◆「アナフィラキシーショック」の原因や発症の仕組みの説明です。 |
アナフィラキシーショックの原因 |
アナフィラキシー症状を引き起こすものには、次のものなどがあります。
・蜂毒アレルギー
アナフィラキシー・アナフィラキシーショックは、原因となるアレルゲン(抗原)が体内に侵入して、身体に備わった免疫機構が過剰反応する、アレルギー反応によって起こりますが、アレルゲンと最初に接触した段階では何事も起こりません。しかし、後日2度目にそれらのアレルゲンが身体に侵入すると急激な症状を伴って発症します。 |
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アレルギー発症のメカニズム |
人体には、体外から侵入してくる「非自己」を外敵として識別し、排除しようとするシステムがあり、これを「免疫機構」といいます。人によって異なりますが、ある種の物質が人体内に侵入してくると、それを撃退すべく免疫機構が作用を開始します。
一例を挙げると、始めてハチに刺されたり、ハムスターに噛まれたとき、これらの持つ毒がアレルゲン(抗原)となり、人体内では、これらの毒に対抗するための準備として、これらの毒に対する「IgE抗体」が産生され、肥満細胞と結合して「感作状態」が成立します。この段階では、表面上は何も起こりません。 そして後日になって、再度ハチに刺されたり、ハムスターに噛まれると、これらの毒に対して既に感作状態になっているので、過剰な抗原抗体反応により全身性のアレルギー反応を起こして、急性のショック症状が発症するのです。 ショック症状が軽度であれば全身性の蕁麻疹や腹痛程度で済むものの、全身の循環不全が重度になると、呼吸困難、血圧低下、意識不明などに陥ることもあり生命を失う場合もあります。 このようなアレルギー反応のメカニズムについては「アレルギーと免疫」に詳細を記載しておりますので、そちらも参照してください。 |
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アナフィラキシー誘発原因 |
アナフィラキシーショックを誘発する原因物質には、一般の食品、薬品類があり、更に蜂毒や蛇毒など猛毒を持つ動物の毒類など多数あります。
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◆「アナフィラキシーショック」の検査方法や診断方法の説明です。 |
アナフィラキシーショックの診断 |
アナフィラキシーショックの診断は、次のような症状によって行われます。しかし、通常はハチに刺されたなど、原因がはっきりしていることが多いので、直ぐに診断がつきます。
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検査 |
アナフィラキシーは、アレルギー反応が過剰に起こるために発症しますので、体質の確認などで特に必要なら、一般のアレルギー関連の検査が行われます。 |
◆「アナフィラキシーショック」の治療方法の説明です。 |
アナフィラキシーショックの治療 |
アナフィラキシーの治療には、ショックが起こっている場合の薬物療法による緊急対応と、体質改善などの根治治療とがあります。最も重要なのは、ハチに刺されたときなどに起こるアナフィラキシーショック時の緊急対応です。 |
薬物療法 |
アナフィラキーショックは、ハチ毒などの原因物質が体内に侵入して数分~15分くらいで突然激しく発症するので、最初の前駆症状や初期症状が出たら直ちに、医療機関で治療を受けなければ危険です。 |
根治的治療法 |
アナフィラキシーはアレルギー反応で起こるので、「減感作療法」による根治治療が有効な場合があります。アレルギーを引き起こす特定のアレルゲン(抗原)エキスを、強い皮膚反応や発作を起こさない程度の少量を注射し、徐々に注射量を増やします。 |