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健康食品

〔バナナ〕

熱帯性果樹類とは アセロラ アボカド ココヤシ
グアバ ドリアン ナツメヤシ バナナ
パパイヤ パイナップル マンゴー

バナナの写真 
(出典:Wikipedia, the free encyclopedia) 
 バナナは、バショウ科バショウ属のうちで、果実を食用とする熱帯性果樹で、幾つかの原種から育種された多年草です。

 バナナの原産地は東南アジアの熱帯地方です。バナナは、「甘蕉」「芭蕉実」とも呼ばれます。

 バナナは、本来は竹類などと同様な草本ですが、高さ数メートルにも生育するため「バナナの木」と呼ばれることが多いです。

 バナナの果実は本当は野菜(果菜)に属しますが、一般には果物とされています。

 バナナは、東アフリカや中央アフリカでは主食とされる果実で、アジアやラテンアメリカの熱帯地方では大規模栽培され全世界に輸出されています。年間総生産量は1億トンにもなります。



 バナナには、プランテーン、レッドバナナ、アップルバナナ、キャベンディッシュ、ハイランドなど多くの品種があり、それぞれ大きさも色合いも異なります。沖縄にはシマバナナと呼ばれる短めの品種が生育します。

 バナナにはカリウムが豊富で、体内の余分な塩分(ナトリウム)や老廃物を排出して血圧安定化に効果があります。
 最近、朝食にバナナと水分だけを摂取するという「バナナダイエット」が人気を博しています。

 バナナは安価でしかもカロリーが少ない上に、豊富なビタミン、ミネラルなどを含むので、安心で確実なダイエット効果があるとされ、生活習慣病の予防に最適です。

原産地・歴史 ◆〔バナナ〕の原産地や歴史をご説明します。
バナナの原産地・歴史  バナナの原産地は、アジアの熱帯地域、マレーシア半島などですが、栽培の歴史は極めて古く、パプアニューギニアなどでは既に紀元前5千年ころには栽培されていたとされます。

 バナナは、アジアやラテンアメリカの熱帯地域で大規模に栽培されていて、全世界での年間生産量は1億トンにも達しています。日本では、バナナは他の果物に比して圧倒的に輸入量が多く、年間100万トン以上が安定的に輸入されています。

 輸入先は、フィリピン、エクアドル、台湾、ペルー、メキシコなどです。最も多く輸入されるのは、フィリピン産の「ジャイアント・キャベンディッシュ」とう品種で全体の8割ほどを占めています。国内産の島バナナも少量ながら沖縄などで栽培されています。

 昭和30年代初期頃までは、バナナは高価で珍しい果物だったので、その頃の子供は風邪で高熱でも出さない限り食べさせてもらえませんでした。当時のバナナは、おみやげや病気の時などにしか食べられない特別な食べ物だったのです。

バナナの品種
フィリピンバナナ  最も輸入量の多いフィリピンバナナの品種は、ジャイアント・キャベンディッシュが大部分です。果肉はなめらかでさっぱりした甘味を持ちます。標高400~1000mで栽培されるものは「高原バナナ」と呼ばれ、国内では「スウィーティオ」「プレシャス」および「完熟王」などの名称で販売されています。

台湾バナナ  昭和初期~中期には主に台湾バナナが輸入されていましたが、台湾バナナの品種は「北蕉」および「仙人蕉」などです。緻密な果実にはねっとりした舌触りと濃厚な甘味がありますが、流通量はごくわずかで価格もちょっと高めです。

エクアドルバナナ  エクアドルバナナの品種は、「サニートバナナ」「エナーノバナナ」「グラネイン」などです。フィリピンバナナに似ていて、独特の甘味をもっています。

モンキーバナナ  モンキーバナナはフィリピンから輸入される「セニョリータ」という品種のバナナで、長さが7~9cmほどと小さいバナナです。薄い皮で柔らかい果肉を持ち、甘味は濃厚です。小さい子供のおやつとして人気があります。

レッドバナナ  レッドバナナは「モラード」という品種のバナナで、果皮は赤茶色で、果実は少し短く太めの円筒形をしているバナナです。果肉は普通のバナナと同様に黄白色で、甘味はさっぱりしています。日本にはフィリピンやエクアドルから入ってきます。

島バナナ  島バナナは、沖縄や奄美大島で栽培されるバナナです。やや小型バナナですが、濃厚な味で適度な甘味と酸味があります。収穫量も少なく、本土ではほとんど流通していません。

ピサンマスバナナ  ピサンマスバナナは、長さが7~9cmほどの小さいバナナです。食感や甘味は普通のバナナと同様です。マレーシア原産でフィリピンでも栽培されています。



主な栄養成分 ◆〔バナナ〕の主な栄養成分についてご説明します。
バナナの主な栄養成分  バナナの主な栄養成分は、カリウム、マグネシウム、食物繊維です。バナナ1本(約120g)当りの栄養成分は、カリウム 432mg、マグネシウム 38mg、食物繊維 1.3g です。


主な効能・効用 ◆〔バナナ〕の主な効用・効能についてご説明します。
バナナの主な効用・効能  バナナには豊富なカリウムが含まれています。カリウムは加熱すると失われてしまうことが多いので、生のまま食べられるバナナはカリウムを効率よく摂取できる貴重な食品といえます。

 バナナにはカリウムを初め、水溶性食物繊維(ペクチン・オリゴ糖)、ビタミンB2、リンゴ酸などが豊富で、身体によい作用をしてくれます。最近、バナナに含まれる成分で免疫力を高め、がん予防になる物質の存在が分かってきました。

バナナ含有成分の作用
カリウム  カリウムは、体内で余分な塩分(ナトリウム)を排出し血圧を安定化させる作用があり高血圧の予防ができます。また、高い利尿作用があり、身体のむくみを軽減できます。

水溶性食物繊維  バナナにはペクチンやオリゴ糖など水溶性食物繊維も豊富です。オリゴ糖は腸内でビフィズス菌を増やし、腸内環境を整え、腸の働きを活発にし便秘の解消に効果が期待できます。また、老廃物や余分なコレステロールを体外へ排出する作用があります。

ビタミンB2  脂質や糖質のエネルギー代謝を促進し、細胞の再生を支援して粘膜を保護します。

リンゴ酸  リンゴ酸は疲労物質の乳酸を分解する働きがあります。ビタミンB2との相乗効果で疲労回復を促進し、血液をサラサラにしてくれます。



風作用・注意点 ◆〔バナナ〕の副作用や注意点についてご説明します。
バナナダイエット  最近、朝バナナダイエットに人気が集中し、バナナが買いにくいという現象が起こったりしています。バナナはカロリーも少なく豊富な栄養分があるのでダイエットによさそうですが、バナナと水だけではやはり心配です。やはり栄養バランスを考えないと危険かも知れません。

バナナアレルギー  人によっては、バナナがアレルゲン(抗原)となってアレルギーを起こす方もいます。

 これは、いわゆる果物アレルギーのひとつです。バナナ以外にも、アレルギー症状を引き起こす果物には、メロン、リンゴ、イチゴ、オレンジ、キウイフルーツ、サクランボ、スイカ、ナシ、モモ、梅、パパイヤ、パイナップル、レモン、グレープフルーツなど非常に多くのものがあります

 バナナアレルギーは、子供の頃は平気だったのに、高齢になるに従って発症する例が多くあります。バナナの鮮度が悪かったり、バナナを一度に大量に食べたりして、下痢や腹痛を起こします。口の中が痒くなります。


料理のコツ ◆〔バナナ〕の料理のコツをご説明します。
バナナの料理のコツ  バナナは低温を嫌う食品ですから、冷蔵庫でなく室温で保存するのがよいです。冷蔵庫に入れると果皮が黒くなります。

 バナナの食べ頃は、果皮が黄色に色づき、褐色の斑点が出始める頃です。