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〔抗酸化ビタミン〕

 ヒトの体の内部には、水分の多い血漿などの部位と、脂質の多い脂肪組織や脳などの部位とがあり、そのどちらからも活性酸素を発生しています。

 ビタミンCとビタミンEは優れた抗酸化物質です。ビタミンCは、水分の多い部位で活性酸素と戦い、ビタミンEは脂肪質の部位で活性酸素と戦っています。

 ビタミンCの抗酸化作用は酵素よりは弱いものの、スーパーオキシダント、過酸化酸素、一重項酸素を分解します。

 ビタミンEは、細胞膜の主成分で、不飽和脂肪酸が酸化して過酸化脂質になるのを防止する作用があります。その他にもビタミンB2やビタミンの一種であるナイアシンにも、抗酸化作用が備わっています。



抗酸化ビタミン ◆〔抗酸化ビタミン〕にはどんな種類があるかご説明します。
抗酸化ビタミン類

 人間の体内には、血漿などの水分の多い部位と脳や脂肪組織など脂質の多い部位とがありますが、活性酸素はそれらのどこでも発生しています。

 ビタミンCやビタミンEは活性酸素を撃退する強力なスカベンジャー(抗酸化物質)です。

活性酸素を撃退するスカベンジャー
ビタミンE

 細胞膜や角膜は主に不飽和脂肪酸でできていますが、これらは活性酸素の攻撃を受けると容易に酸化されて過酸化脂質に変化してしまいます。

 ビタミンEは、これらの細胞膜や角膜の中に存在していて、活性酸素が不飽和脂肪酸から電子を奪って酸化してしまう前に、ビタミンEは活性酸素に電子を与えて毒性を除去します。

 ビタミンEは、電子を失った不安定状態でも他から電子を奪おうとしないので、酸化の連鎖が止まります。

ビタミンC

 ビタミンCは、スーパーオキシダントや一重項酸素、ヒドロキシラジカルの3つの種類の活性酸素を分解する能力がありますが、その威力はSODの7000分の1しかありません。しかし、血漿などでSODが少ない部位では、ビタミンCの効果は絶大です。

 また、酸化されたビタミンEに酸素を供給して再生させる作用があります。ビタミンCは、ビタミンEに電子を渡すと不安定な物質となるのですが、ビタミンCは水溶性であるために、最終的に尿として排泄されるので問題が起こりません。

 ビタミンEが酸化の連鎖を停止させる働きをし不安定な物質になるものの、十分なビタミンCが供給されれば、ビタミンEが再生され再度活性酸素を攻撃するので、ビタミンEとビタミンCは両方が必要です。

ビタミンB2

 グルタチオンペルオキシダーゼは、グルタチオンの存在下で、過酸化水素を水に代謝させ、酸化型グルタチオンを生成します。このとき、酸化されて使えなくなったグルタチオンを再生するのがグルタチオン還元酵素で、その酵素の補酵素がビタミンB2です。

 このようにビタミンB2は、グルタチオンペルオキシターゼの補酵素として働きます。また、一重項酸素を分解する働きもあります。

ナイアシン

 ナイアシンの主成分であるニコチン酸は、酸化されて使えなくなったビタミンCに電子を供給して、ビタミンCが再生するのを支援します。

その他の
ビタミン

 ビタミンB1、B6、Kなどにもヒドロキシラジカルを消去する働きがあります。


抗酸化ビタミン様物質等

 一般にビタミン類は抗酸化作用、あるいはそれを支援する作用を有していますが、ビタミン様物質にも同様な作用があります。特に、ビタミン様物質のひとつ「コエンザイムQ10」という物質には、優れた抗酸化作用があるとされ、注目を集めています。

抗酸化ビタミン様物質等
コエンザイムQ10

 コエンザイムQ10は、ビタミンC同様に酸化されたビタミンEの再生を支援する機能を持つ成分です。傷ついた細胞を修復する作用もあります。

尿酸

 尿酸は、痛風の原因となる成分として有名ですが、抗酸化作用ももっています。