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栄養成分

〔抗酸化植物〕


 自然界で紫外線の攻撃を受けるのは動物ばかりではありません。植物の葉や茎や花は紫外線を浴び続けるほか、光合成で自ら作り出す酸素の毒にも晒され続けています。

 このように植物は常に活性酸素が発生しやすい環境下で生育するために、植物には活性酸素を無毒化する強力な物質が含まれています。

 植物のもつ抗酸化物質のひとつがポリフェノール色素で、フラボノイドもその範疇に含まれます。

 また、植物の赤色や黄色、オレンジ色などの色素であるβ-カロテンやリコペンを含むカロテノイドも重要な抗酸化物質です。



植物中の抗酸化成分 ◆〔植物中の抗酸化成分〕にはどんな種類があるかご説明します。
ポリフェノール

 強い紫外線を浴びる植物には、植物自体を酸素の毒から守るための抗酸化物質が含まれています。それがポリフェノールと呼ばれる植物の色素です。

色素:ポリフェノール
フラボノイド系 イソフラボン

 大豆に豊富に含まれている成分です。いわゆる大豆イソフラボンです。

フラボノール

 レタスやブロッコリー、蕎麦、オレガノなどに含まれるケルセチンやニラ、大根などに含まれるケンフェノールなどです。

フラバノン

 レモンの皮などに含まれる成分です。

アントシアニン

 ブルーベリーなどのベリー系食品や、ナスやフルーツの皮などに含まれています。

フラバノール

 フラバノールはカテキンのことで、緑茶や紅茶、カカオ(ココア)などに含まれています。

非フラボノイド系 クロロゲン酸系

 クロロゲン酸は、コーヒーの渋味成分です。

リグナン系

 リグナンはゴマに多く含まれます。いわゆるゴマリグナンです。

クルクミン系

 香辛料のウコン(ターメリック)に含まれる成分です。


カロテノイド

 ビタミンではないが、プロビタミンであるβ-カロテンなども優れたスカベンジャー(酸素捕捉剤)であり、体内酵素では撃退できない一重項酸素を分解する力があります。

カロテノイド
カロテン類 α-カロテン

 緑黄色野菜に豊富に含まれる成分です。ビタミンA活性はβ-カロテンより低いが抗酸化作用は強いです。

β-カロテン

 緑黄色野菜に豊富に含まれる成分です。抗酸化作用があり、ビタミンA活性が強力です。

γ-カロテン

 α-カロテン、β-カロテンの前駆体物質です。

リコペン

 トマトに豊富に含まれる成分で、抗酸化作用が強いです。

キサントフィル類 ルテイン

 トウモロコシなどに含まれている成分です。

ゼアキサンチン

 オレンジやマンゴーなどのオレンジ色をした果実に豊富に含まれている成分です。

カプサイシン

 カプサイシンは、唐辛子の主成分です。

フコキサンチン

 フコキサンチンは、ワカメなどの海藻類に豊富に含まれています。

アスタキサンチン

 アスタキサンチンは、サケやイクラなどの魚介類に多く含まれる色素成分です。高い抗酸化作用を持っています。



抗酸化植物 ◆〔抗酸化植物〕にはどんな種類があるかご説明します。
ハーブ

 ハーブ類の中で、ミントやセージ、タイムなどには、ポリフェノールのひとつフラボノイドの一種でルテリオンと呼ばれる抗酸化作用をもつ成分が含まれています。

大豆・大豆食品

 大豆や大豆食品の中には、豊富なイソフラボンという成分が含まれ、抗酸化作用をもっています。この成分は、女性ホルモン類似成分です。

玉ねぎなど

 玉ねぎやホウレンソウ、ブロッコリー、オレガノなどにはフラボノイドのケルセチンという成分が含まれていて、抗酸化作用があります。

ゴマ

 ゴマに含まれるセサミノールはポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。

唐辛子

 唐辛子に含まれる有名なカプサイシンという辛味成分はカロテノイドのひとつで、抗酸化作用とともに、新陳代謝を活発にする作用があります。

トマトなど

 トマトや赤色のスイカには、リコペンと呼ばれるカロテノイドが含まれていて、抗酸化作用があります。

ウコン

 カレー粉の黄色い成分がウコンで、ターメリックとも呼ばれていますが、このウコンには、クルクミンという成分が含まれていて、抗酸化作用を有しています。この成分は、生姜にもふくまれます。

そば

 蕎麦にはフラボノイドのひとつルチンが含まれ、ビタミンCの吸収を支援します。ルチンは、血圧降下作用や毛細血管強化作用もあります。

海藻類

 ワカメやひじきなどの海藻類には、カロテノイドのひとつフコキサンチンが含まれていて、抗酸化作用があります。

カニ・エビ類

 カニやエビ、サケなどの赤色成分は、アスタキサンチンと呼ばれるカロテノイドのひとつで、抗酸化作用があります。